まるぞう備忘録

無題のドキュメント

自家製アンチョビ2014。その4。

2014-05-16 11:05:53 | まるぞうレシピ
私が黙々とイワシを捌いていってもたかが30~40分程度です。
しかしアンチョビが世界中で食べられているということは、この作業を来る日も来る日も、黙々と仕事として行っている人がいるわけです。





http://www.isfoods.co.jp/product2.html






http://ameblo.jp/da-duepersone/entry-11408071236.html








http://www.ipreferparis.net/2012/03/-colliure-week-part-2-anchovies-food-market-and-cafe-templiers.html



多くは地元のお母さんたちかもしれません。
朝早く起きて、家族のご飯を作って子どもや旦那を送り出してからアンチョビ工場におもむくのかもしれません。
この黙々とやる作業にこそ人生の意味があると私は信じています。


幼きころは良く考えました。
人は何のために生きるのか。人生は何のためにあるのか。
私は今はその答を知っています。
それは、黙々とやる毎日の仕事にある。と。


当然眠い日もあります。起きるのが辛い日もあります。
身体の調子がすぐれない時もあります。
嫌な相手に顔を合わせなければならないときもあります。
プレッシャーに負けそうな時もあります。
ああ、このままずっと布団にこもっていられたらどんなに幸せだろう。
そう思うことも数限りなくあるかもしれません。


しかし自分の生活を守るために働かなくてはいけないのです。
家族を養うために働かなくてはいけないのです。
何と素晴らしい人生の仕組みでありましょうか。


どんなに働いても子供にお金がかかってしまいます。
子供が欲しいものを与えるためにはいろいろ切り詰めなくてはいけません。
そう考えるとやはり今日もまた身体を引き起こして黙々と働きに行こうと決心します。


自分の力で二本足で歩けて、自分の力で食事ができる大人であれば、全ての人が黙々と働かなければならないようにこの人生が仕組まれています。
これによって数十年というとても短い時間のなかで、私達は自分を知る機会が与えられます。平等に。


ごくまれにあくせく働かなくても毎日お金が入ってくる身分の人がいます。
誰かのために汗をかくことなく、三度の食事と暖かいお風呂と清潔な布団が用意されている身分の人がいます。
私達労働者からみると表面的には羨ましいご身分であります。
しかしそういう身分の人は、よほど精神力が強くない限り、短い人生をあっという間に浪費してしまうことになります。


毎日街中で黙々と働いている人をたくさんたくさん見かけます。
自分の命をつなぐために、さらには家族を養うために、黙々と働く人は(ご本人は気づいていらっしゃらないかもしれませんが)人生の本質を行きていらっしゃる方であろうと思います。



つづく




おひさま、ありがとうございます。


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