あれは,あれで良いのかなPART2

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小中学校における安全教育の実施について

2005年05月11日 00時20分46秒 | 教育問題
ここ最近は,電車事故の影響もあってか,事故に関する報道が多く聞かれます。また,小学校侵入や小学生に対する事件なども増えてきました。
一方で,凶悪犯罪の低年齢化も指摘されています。
そこで,次のようなテーマでの教育カリキュラムを組むことを提案したいと思います。

1 自分の生命身体を守る。
2 人の生命身体に危害を加えない。


「当然だろう」というつっこみがあると思いますが,実はこれに関する意識が最近の子供達は欠如しています。先日も,あるアンケートでは,人は死んでも生き返る(霊となってとか魂が生きているとかいうレベルではなく,リセットボタンを押したら動き出すというノリです)と思っている子供が3割以上いるという結果が出ました。
つまり,命に対する考え方が弱いのです。
また,冒頭に上げたとおり,外からの危険が増えました。一番身近なのはやはり「交通事故」でしょう。これも,「自分も生き返る」と思ってしまうためか,かなり無茶なことを公道で行っています。
そこで,命の大切さをしっかりと教え込む必要があります。
当然ですが,本来は家庭教育で行うべき内容です。しかし,家庭教育の能力が弱い今日においては,この代役を学校が担わざるを得ません。しかも,普通の勉強ならば,究極的には完全にさぼっていても,一応その後生きていくことはできます。しかし,命のあり方については,いい加減な対応をすると死にます。したがって,学校でのフォローが必要なのです。

具体的には次のようなことを行うべきでしょうか。

よろしければ続きの前に1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ 1 自分の生命身体を守る。
(1) 交通安全教育
  現実に,一番身近な生命身体に危険を及ぼすものです。これは,各学校で警察を呼ぶなどしてやっているでしょうが,やはり本気で話は聞きません(実体験上そう思います。)。
  子供達が実感するのは,「恐怖心」です。そこで,事故の恐怖を映画やCG等で繰り返し教え込みます。これは,反対意見も多いですが,やはり恐怖心は本能的に生命身体を守ろうとします。
  余談ですが,私も死亡事故の写真を見たことがあります。それを見てからというもの,ハンドルを持つ手に緊張感が走るようになりました。
(2) 不審者対策
  学校内や家庭内,公園などに出没する不審者への対応も教える必要があります。「知らない人が声かけても返事しちゃだめ」という中途半端な指導をするがために,善意で道を聞いた人に石を投げて逃げるという小学生がいるそうです。これは,一概にこの小学生を攻められません。
  むしろ,教えるポイントは,「善人悪人の見分け方」でしょう。これは,大人でも難しいです。ただ,子供へのポイントとしては,「知らない人とは一人で対応しない」とか「本能的に妖しそうな人はちょっと警戒する」などでしょうね。

2 人の生命身体に危害を加えない。
(1) 刑法を教える
  小中学生は,犯罪を犯しても少年法で処遇されます。だから,刑法は知らなくてもいい,とは言えないでしょう。
  やはり,善悪の法律上の基本である刑法をしっかり教える必要があります。
  もちろん,法学部ではありませんから,細かい知識とか学説や判例を教えるわけではなく,「こういうことをやると警察に捕まる」「これは懲役といって,刑務所に入ることになる」というのと,抽象的ではなく具体的に教え込みます
(2) 性教育の充実
  「はあ?」と言わないでください。生命の誕生をしっかりと教えるのです。人はなぜ生まれてくるのか,自分がどうして生まれたのかをちゃんと教えます。
  これにより,生命に対する関心が高くなると共に,副次的な効果として両親に対する感謝の気持ちが生まれてきます
(3) 暴力行為の絶対的な禁止
  暴力では何も解決しないということを認識してもらいます。ゲームの世界と現実は違うということを十分理解してもらわなければならないでしょう。
  これにより,テロ行為に対する脅威や警戒心が養われるとともに,弱いものいじめをする馬鹿な大人(駅員への暴力行為や置き石など)になることを防げるでしょう。


以上です。もちろん,ほかにもいろいろあると思いますが,要するに「命の大切さ」と「暴力行為の防止」をしっかりと認識してもらうカリキュラムを設けるべきでしょう。

(注:5月11日に一部追加修正しました)
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