あれは,あれで良いのかなPART2

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ウルトラマンでさえ地球のことを考えているのに

2005年05月31日 23時56分28秒 | 裁判・犯罪
ウルトラマンシリーズ,私は子供の頃から大好きでした。今でもスカパーで再放送(今は「帰ってきたウルトラマン」をやってます。)をたまに見ますが,なんとなくわくわくするものです。
ところで,最近のウルトラマンはずいぶんおしゃれになってきていますね。昔のウルトラマンとの違いがかなりあります。主なところは次の点でしょうか。

1 怪獣をむやみやたらに殺さない
  帰ってきたウルトラマンの主題歌中にも「怪獣退治に使命をかけて」とあるように,昔のウルトラマンは怪獣や宇宙人が出たら,一部の例外を除いて「問答無用」で怪獣を殺していました。
  ところが,ウルトラマンコスモスは,怪獣を殺すのではなく,怪獣を保護センターに運んでそこで管理するという「生かす」手法を採用しています。
  大げさに言うと,怪獣に対する告知聴聞の機会を与えているといえるでしょう
2 怪獣退治の手段を考えている
  昔のウルトラマンは,怪獣を倒すために手段を選びませんでした。怪獣退治の過程でビルや家をどんどん壊していきました。大げさに言うと,「怪獣を退治してやるから文句を言うんじゃねえ」という態度で倒しています(ただ,厳密に言うと,ウルトラマンの身長は44メートルなので,今東京にウルトラマンが来たら,きっとビルの上からウルトラマンの戦いを見守ることになるでしょう。不思議な光景ですね。)。
  ところが,ウルトラマンネクサスは,町を壊さないように異次元空間を作り,そこで怪獣との戦いをします。つまり,地球に優しいファイトをするわけです

こんなわけで,ウルトラマンでさえ,ここ数十年の間に,時代の流れに対応し,闇雲に怪獣倒しに没頭するのではなく,怪獣を倒す理由を考えるとともに,地球環境などに配慮した戦いを行うよう努力しているわけです。
数十年前に計画に固執するような「もんじゅ」だって,当然計画を見直してしかりでしょう。エネルギー政策はここ数十年で大きく変わっており,高速増殖炉がなくとも原発は動かせる程度のウランがあることも分かっているわけですから。
また,地域住民が安心して生活できるようにするべきでしょう。最高裁だって,もんじゅが100%安全とまでは断言していません。問題点は改め,場合によってはやはり撤退することも視野において検討する必要があると思います。
昔のウルトラマンのように「問答無用」型ですすめることにはもはや限界があるのではないでしょうか。

国も少しはウルトラマンを見習いましょう!

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