あれは,あれで良いのかなPART2

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かっとばせー,きよし,もっと燃えろー

2007年08月27日 01時35分28秒 | 政治・選挙
世界陸上よりも扱いが小さいニュースとなっていますが,埼玉県知事選挙の投票が26日に行われ,現職の上田清司氏が再選を果たしました。投票率は,27.67%で前回を約8%も下回る結果となってしまいました。

埼玉県知事選、現職・上田清司氏が再選…投票率は過去最低(読売新聞) - goo ニュース

投票率が・・

そもそも,今回の選挙は,4年前の乱立状態とはうってかわって静かな選挙となり,自公民の「ラブワゴン選挙」となったことから,事実上「上田知事への信任投票」状態でした。したがって,有権者の反応が鈍く,投票率が伸びないなあという予感はしました。
しかし,30%を切るというのは尋常ではありません。これは見方によっては,「上田知事不信任」であるといっても過言ではありません。
ただ,4年前の超乱立選挙の時でさえ,土屋前知事のさまざまなスキャンダルに県民が辟易としていたと思ったにもかかわらず,結果は35%という低さでしたから,埼玉の場合,「そもそも県政に興味0」という有権者が大半である,というのが実際のところではないでしょうか。
しかしながら,埼玉には,「南北問題」と「東西問題」と呼ばれるインフラ整備の格差問題や地域企業を含む県民所得格差問題,交通難民の発生などという諸問題が山積みとなっています。当然,それは自分たちの生活に完全に跳ね返ってくるものですから,県政に無関心ということは,すなわち「格差やむなし」と暗に認めていることに他なりません。

また,埼玉の場合,他の県と違って「郷土愛」が薄いという点もあります。お隣の群馬県の県民あげての「上毛カルタ」や,県民の大半が県歌「信濃の国」を歌える長野県などと比べると一目瞭然といえるでしょう。
上田知事のこれからの役割としては,もちろんマニュフェストの実現にあることはいうまでもありませんが,まず「県民をいかに県政に振り向かせるか」ということ,これをしっかり考える必要があるといえます。そのためには,やはり「郷土愛」がキーワードになるといえるでしょう。
もちろん,県歌を歌わせるとか,カルタを作るとかいうことを急に初めても無理です。郷土愛を持たせるためには,やはり「埼玉って良い場所だなあ」と思わせることが必要なのです。
これは,はっきりいって大変です。当然,4年間では実現できません。しかし,多少なりともその礎を築き上げることが大切だと思います。
県民の4分の3が不信任である上田知事にとって,これからが正念場であるといえるでしょう。今回の結果に決して満足することなく,ましてや天狗になることなく,むしろ今まで以上に燃える知事になってほしいと思います。

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