今朝方宮城県内陸部で発生した地震は,栗原市等で震度6強を観測するなどかなり大きな地震でした。この地震で,死者6名という大惨事になってしまいましたが,現在でも生き埋めになっている方がいるなど,今後被害者がさらに増える可能性もあるようです。
死亡3人、不明10人に けが150人、道路崩れ孤立状態も(共同通信) - goo ニュース
震災お見舞い申し上げます
東北地方には知り合いが結構いるため,安否が気になるところではありますが,
電話は通話制限がかかっていること,地域が微妙に違うこと,知人らはもっと心配する人たちが多数いるだろうということ,頼りがないのは元気な証拠ということから,あえて連絡は取っていません。でも,おそらく心配ないだろうと思います。
さて,今回の地震で感じたことを簡単にまとめたいと思います。
1 明日は我が身
この地震を機に,
改めて「自分の防災対策」を見直してみましょう。
私自身,引っ越してから避難場所が実は全く分からず,2週間前に
市役所に直接確認してようやくどこなのか分かったくらいでした。それ以外の市の防災計画が全く分からないため,
早速防災計画書を読んでみようと思います。
もちろん,非常時の持ち出しなどを点検したのはいうまでもありません。
2 マスコミ報道は控えめに
いつも思うので,
このような大災害の場合,「代表取材制度」が取れないものでしょうか。
各社ヘリを飛ばし,市役所に電話し,取材車をたくさん走らせるなどしてリアルタイムでニュース映像を流しています。
もちろん,これにより親族知人らの安否を確認できるという大きなメリットはありますが,一方で,
電話回線がますますつながらなくなる,市役所の担当者は報道対応だけに追われて情報収集や災害対策に手が回りにくくなる,二次災害(ヘリ衝突や余震に巻き込まれるなど)の懸念,みんなで撮影だけして一切救助活動などをしないということで被災者から不信を抱かれる危険性,救助活動の邪魔などがあげられます。
取材は最小限にしたうえで,公表される安否情報や被害情報をリアルで流すという方が良いのではないでしょうか。
今回も,
各社の映像ともほぼ同じでしたので,スポーツ大会のごとく1社の映像で十分でしょう。
3 ネット情報の適否
今回も,メディアの第一報よりも地元の方々からのネットによる情報の方がよりリアルタイムで発せられるとして,一部ネット愛好者からは「
災害情報はネットに限る」などといわれ始めています。
もちろん,災害時におけるネットの有用性はいうまでもありません。しかし,一方で,
ネット情報については「虚偽が入り込みやすい」という怖さがあります。特に,大地震の場合,デマが飛び交い混乱を招くというのが起こりやすいです。
ネット情報については,一方で
虚偽情報が張り込みにくいような対応が必要でしょう。具体的な方策が思いつかないところが心苦しいところですが。
4 崩れやすい道路?
今回も多くの地域で土砂崩れなどが発生しました。こればかりは自然の驚異としかいいようがありません。完全に防ぐのは無理でしょう。
しかし,一方で,「普通の道路や橋が壊れた」ところが結構あります。
「そりゃあ,地震だからそうだろう」と言われればそれまでですが,
建物の崩壊がなかった地域でさえ,普通に道路や橋が崩れている地域もあります。
そう考えた場合,従前から主張している「
耐震構造基準を満たしていない道路や橋」があったのではないでしょうか。いわゆる「偽装道路」です。
復旧が最優先ではありますが,
崩壊原因を調べる際は,「地震だから」だけで片づけないようにしてほしいものです。
まして
「道路復旧のためにもガソリンの暫定税が必要なんだ」と鬼の首を取ったかのように言い出す政治家が出てくるかもしれません。もし,本当にそんな人が出てきたら,
眉唾だと思ってください。
大災害の復旧財源は全く別ですから,道路特定財源は関係ないです。
5 災害ボランティア
早くも,「自分が被災地の役に立ちたい」ということで,災害救助ボランティアに名乗りを上げる人が全国で多数いるようです。こういう方々に対しては,本当に頭が下がる思いで一杯です。
しかし,現地では「今来るとむしろ危険」ということで,まだ受け入れを止めている状態です。これも正しい判断だと思います。
ただ,
この辺りの情報がどこでどう取りまとめているのか不明確です。正しく言うと,このような災害ボランティアや義捐金関係のとりまとめは,各都道府県や市町村などで独自に対応しているにすぎません。
災害ボランティアについては,どこかで一元的な情報管理が必要なのかもしれません。人の善意を最大限に活用するためにも,分かりやすい情報管理をする必要がありそうです。
6 各党の災害対策本部
何やってるんでしょうか?
看板だけ立ち上げたとしか思えません。看板の裏側には「選挙対策本部」とでも書いてあるのでしょう。
形ではなく,実を示してほしいです。
被災者に永田町の論理は全く通用しませんし,むしろ悪影響になりかねません。
7 被災者に対してできること
私たちができること,それは「
義捐金を送る」しかありません。これがベストです。
物資提供はありがた迷惑になります(過去の災害発生地でみな同様のことを言ってます。)。気持ちは分かりますが,物資は使い物になりません。
被災者に対して援助するのであれば,例え少額でもいいからお金に限ります。
以上がこの地震で感じたことです。
とにかく,一日も早い復興を祈念します。
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