吉野家で米国産牛肉を使用した牛丼が復活限定販売し,1日ですべて完売したそうです。
「吉牛」、1日だけ販売再開 各地で完売相次ぐ (朝日新聞) - goo ニュース
吉野家を隠れ蓑にしないでくれ!!
吉野家の牛丼復活については,賛否両論あります。
賛成派は,社長も含め「米国産は安全である」「安全を確保している」「食べるかどうかは自己責任である」としており,一方反対派は「安全の保証がない」「もしもの時どうするのか」「代替牛肉で対応可能なのでは」などと主張しています。
吉野家ファンの私としては,「食べたいけど,何となく不安」という点から,今回は特に食べませんでした(っていうか,そもそも吉野家は並んで食べる場所ではない,っていうポリシーがありますので,どっちにしろ行かなかったとは思いますが。)。
まあ,吉野家の場合,嫌でも毎日食べなければならない代物ではなく,まさに食べるか否か自由に選べる食材なので,まさに自己責任と自己判断で食べるか否かを決めればよいでしょう。
ただ,この問題,いくつか含みがあります。
まず,今回吉野家が実質的に初めて米国産牛肉を使用したといえます。そして,吉野家の社長が前述のようなことを繰り返し主張してきましたが,本来は輸入解禁を許した農林水産省がいうべき台詞なのではないでしょうか。
農林水産省は,自分がやるべきことをあえて行わず,吉野家にそれを代行させて様子をうかがっているようにしか思えません。
すなわち,吉野家を「リトマス試験紙」のごとく使用していると思わずに入られません。
もっというと,吉野家の客が顔を真っ赤にして喜んで牛丼を食べていれば「輸入賛成」,食べた後に顔が青くなってきた場合には牛肉が危険であったとして「輸入塩基(延期)」という状態に見極めていたのではと思います。
それと,もう一つ。今回の吉野家は,明確に「米国産牛肉使用」と謳っているため,消費者は自己責任に基づいて食べるか否か判断できます。
しかし,現在の法律では,牛肉の産地表示が義務づけられているのは,「生肉」と「加工生肉」だけであり,「加工牛肉(いわゆるお総菜)」では表示義務はありません。
とすると,ひょっとしたら私たちは知らず知らずに米国産牛肉を食べている可能性がある,ということにもなりかねません。
この産地表示の問題,牛肉に限らず今は様々な食材で問題となってきているのですが,これまた役所が経済産業省とまたがる話になることや,業界からの反発などの理由により,なかなか前に進まないという実情があります。
そういう状態の中で小泉首相らが「自己責任論」を展開するのは,むしろ勝手すぎるのでは,という気がします。
ちなみに,今回の総裁選では,BSE問題もほとんど争点とされていません。以前も書きましたとおり,きれいなことしか争点にしない総裁選だから仕方ないのでしょうね。
以上,吉野家ファンからの熱い思いでした。
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http://tetorayade.exblog.jp/5708703
http://blog.goo.ne.jp/uesama01/e/2acb0be19d2b16fdf4aeacf40bdf5fce
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http://blog.livedoor.jp/duskin/archives/50708993.html
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/stardustkid6/view/20060918/1158588874
http://taikee.blog65.fc2.com/blog-entry-228.html
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/51160021.html
http://korebana.livedoor.biz/archives/800251.html
http://fukucat.pussycat.jp/danna/2006/09/post_104.html
http://a007mark.fruitblog.net/?450f412380a86
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/4d85c6a612050b2855be2eef28651761
http://blog.livedoor.jp/joo1/archives/50714628.html
http://blog.livedoor.jp/fu__livedoor/archives/50822433.html
http://baka-wo-sakebu.cocolog-nifty.com/nihonnocyushin/2006/09/post_5cb5.html
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吉野家を隠れ蓑にしないでくれ!!
吉野家の牛丼復活については,賛否両論あります。
賛成派は,社長も含め「米国産は安全である」「安全を確保している」「食べるかどうかは自己責任である」としており,一方反対派は「安全の保証がない」「もしもの時どうするのか」「代替牛肉で対応可能なのでは」などと主張しています。
吉野家ファンの私としては,「食べたいけど,何となく不安」という点から,今回は特に食べませんでした(っていうか,そもそも吉野家は並んで食べる場所ではない,っていうポリシーがありますので,どっちにしろ行かなかったとは思いますが。)。
まあ,吉野家の場合,嫌でも毎日食べなければならない代物ではなく,まさに食べるか否か自由に選べる食材なので,まさに自己責任と自己判断で食べるか否かを決めればよいでしょう。
ただ,この問題,いくつか含みがあります。
まず,今回吉野家が実質的に初めて米国産牛肉を使用したといえます。そして,吉野家の社長が前述のようなことを繰り返し主張してきましたが,本来は輸入解禁を許した農林水産省がいうべき台詞なのではないでしょうか。
農林水産省は,自分がやるべきことをあえて行わず,吉野家にそれを代行させて様子をうかがっているようにしか思えません。
すなわち,吉野家を「リトマス試験紙」のごとく使用していると思わずに入られません。
もっというと,吉野家の客が顔を真っ赤にして喜んで牛丼を食べていれば「輸入賛成」,食べた後に顔が青くなってきた場合には牛肉が危険であったとして「輸入塩基(延期)」という状態に見極めていたのではと思います。
それと,もう一つ。今回の吉野家は,明確に「米国産牛肉使用」と謳っているため,消費者は自己責任に基づいて食べるか否か判断できます。
しかし,現在の法律では,牛肉の産地表示が義務づけられているのは,「生肉」と「加工生肉」だけであり,「加工牛肉(いわゆるお総菜)」では表示義務はありません。
とすると,ひょっとしたら私たちは知らず知らずに米国産牛肉を食べている可能性がある,ということにもなりかねません。
この産地表示の問題,牛肉に限らず今は様々な食材で問題となってきているのですが,これまた役所が経済産業省とまたがる話になることや,業界からの反発などの理由により,なかなか前に進まないという実情があります。
そういう状態の中で小泉首相らが「自己責任論」を展開するのは,むしろ勝手すぎるのでは,という気がします。
ちなみに,今回の総裁選では,BSE問題もほとんど争点とされていません。以前も書きましたとおり,きれいなことしか争点にしない総裁選だから仕方ないのでしょうね。
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ということで行きませんでした。
前日に豚丼を頂きました。
ちなみに今日のお昼も
面接の帰りに違う店で豚丼でした(笑)。
こうも共食いはよろしくないですね。
さて、自己責任といえばそうかもしれませんが
それを輸入したのは日本政府ですから
おっしゃるように説明責任がありますね。
よ~く考えよう~体は大事だよ~ってか!
私は2年前は食べましたが、あまりの店員の態度の悪さにひきました。
値上げまでした以上、かつての「早い・安い・美味い」は全て逆になりましたし、今は行く気さえしませんね。
私もよく豚丼を食べていますので,やはり共食い??
それはそうと,吉野家というリトマス試験を使わずに国がしっかりと独自の判断で説明するようにしてほしいものです。
我が家の焼き肉は塩基間も
吉野家の店員のレベルは店それぞれで違います。
まともな店員がいる店では,やはりかなり対応いい感じでしたよ。
店限りなのでしょうが。
もう少し詳しく書いてみると、「ビーフコンソメ」のようなおよそ考えつかない「加工食品」にも原産国表示義務がないということです(牛肉エキスが使われています)。
つまり、米国産牛肉不使用をうたっている食品またはレストランなどにも、米国産牛肉が混入される可能性があるということです。
もっとも、狂牛病の原因とされる「プリオン仮説」自体が真実かどうかが検証されきっていない以上、牛肉は大丈夫とは言い切れない現実があります。
でどうするかは、さらにまた別の話になるでしょう。
『式での起立・斉唱定めた都教委通達は「違法」 東京地裁』
『卒業式、入学式で教職員に国旗に向かって起立しなかったり国歌斉唱を拒否した東京都立校の教員が大量処分を受けたことをめぐる訴訟で、東京地裁は21日、違反した場合に処分することを定めた03年の都教委の通達は「少数者の思想良心を侵害し、違法」とする判決を出した。難波孝一裁判長は、(1)教員らには起立、斉唱の義務はないことの確認(2)不起立・不斉唱、ピアノ伴奏の拒否によって処分をしてはならない(2)原告401人に対する1人3万円の慰謝料支払い命令――を言い渡した。』
この話題、取上げてくれませんか?
なお、このコメント自体は削除なさって結構です。
失礼しました。
加工食品の問題は,あまり議論されていませんし,消費者側も完全にノーマークといえるでしょう。
すべての企業が善人でない以上,この点については少なくとも表示義務を課する位の規制を加えても良いのでは,と思います。
後日ネタにしたいと思います。リクエストありがとうございました。
加工食品でも、牛肉エキスでも、とにかくアメリカ産牛を使用しているものは全て表示を義務付けるのであれば自己責任と割り切ることも可能ですが、自覚がないのに口に入れられるのはこまりものです。
その時は誰が責任を取ってくれるのか、小泉首相でないことは簡単に想像できます、笑。
某マンション会社ではありませんが,社員や関係者からの内部告発によって初めて「この食品に実は米国産牛が使われていた」と叫ばれて,そこでその企業だけの大問題になる,っていうパターンが数回繰り返され,そのうちうやむやに,という最悪のパターンになるのではないかと想定されます。
やはり,表示義務は必要でしょう。少なくとも業界自主ルールでも良いので,是非とも実践してほしいですね。
それを実践した企業の商品はきっと売れることでしょう。