あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

これは民主主義に対する冒涜行為だ

2007年04月18日 00時28分23秒 | ニュース
長崎市長の伊藤一長氏が,選挙運動の遊説からの帰宅途上で暴力団員から狙撃され,意識不明の重体となりました。
選挙候補者が選挙期間中に何者からかの暴漢行為は極めて異例のようです。

伊藤長崎市長、銃撃され重体 容疑者、殺すつもりだった(朝日新聞) - goo ニュース

なぜ対抗言論で堂々と勝負しない

逮捕された暴力団員の取調はこれから本格的に始まるため,現時点では動機などは明確になっていませんが,現時点で聞こえている話では,伊藤市長に恨みがあったということのようです。
しかし,特に選挙期間中です。まず何らかの恨みや不平不満があるのであれば,暴力行為に出ないで言論行為に出るべきです。それが民主主義であり,自由主義社会です。
もちろん,気に入らない政治家は山ほどいます。しかし,だから殺すというのは愚の骨頂。気に入らないのであれば,まさに「対抗言論」さらには「選挙」という武器を行使すればよい,ただそれだけなのです。
それを狙撃という暴挙に出るのは,まさに民主主義の否定になりかねない行為です。
落語家殺すにゃ刃物はいらぬ,あくび一つですぐに死ぬ」という都々逸がありますが,それは政治家も同じことです。すなわち「政治家殺すにゃ刃物はいらぬ,選挙1票ですぐに死ぬ」といえます。気に入らない政治家は「選挙で合法的に抹殺する」それだけでよいし,それ以上は全く必要はないのです。

ちなみに,民主主義への冒涜行為は,このような殺人等の暴行行為に限りません。以前裏マニュアルにも書きましたとおり,「誹謗中傷行為」も,本来の争点以外のこと,しかもあることないことがいわれること,更にそれが匿名で行われていることから,「藪から石を投げている」としか思えません。
誹謗中傷などにとらわれることなく,正しい言論や主張を行っている候補者を選びたいものですね。

(4月18日追記)
最悪の結果となってしまいました。伊藤市長が残念ながらお亡くなりになってしまいました。お悔やみ申し上げます。
しかし,だからといって絶対にこのような暴力には屈してはならないと思います。そして,何よりも私たち自身もこのような暴力を容認してはならないという強い気持ちを持つべきだと改めて思いました。
今の選挙運動で,まさか暴力団関係者の力を借りて運動している候補者はいないとは思いますが・・。

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6 コメント

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ショックですね (てるりん)
2007-04-18 21:33:32
ほんと、あってはならない事件が起こってしまいましたね。今回の容疑者の行為は殺人以前に脅迫行為で捕まえる事はできなかったのでしょうか?暴力団の体質も昔と変わってきている気がしますがいかがでしょうか?
とある県議選、市長選がらみで候補者が他の候補に暴力団を利用して脅迫めいたことを行っていたというのを聞いた事があります。これで何故捕まらないのか疑問なのですが。(知識不足ですが・・・)まぁかしこい市民なら見破れると信じていますが・・・。
とにかく圧力政治というか、民主主義に反する行為が断固として許されない雰囲気を築きあげていって欲しいです。
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てるりんさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2007-04-19 00:09:47
こんばんは。
最近の暴力団は,脅迫の仕方をよく知っています。おそらく,「生命身体に対する危険」を告知しないやり方だったのではないでしょうか。
ただ,どんなことであれ,民主主義を暴力で破壊することはもってのほかです。
もちろん,民主主義とはみんなの意見が反映されるものです。これらの意見が通らないようなやり方では,暴力とかわりませんよね。
きれいな選挙がきれいな政治をうむ,私たち自身そのように自覚したいものです。
返信する
無鉄砲で有ナイフ (masa)
2007-04-22 09:58:37
 私もどちらかというと、結構直接市役所に直接抗議する輩ですが、それは怠慢さや常時タメ口などの言動に対してのものです。
 勿論、刺殺などは致しませんが、選挙や徹底的な謝罪によって報復を得させてもらっています。
 
 別の観点で言えば、今のように何でも叩きたがるマスコミに「アンタの事、記事にしてもらおうかな?」と一言言えば、大抵の事は収まるのではないでしょうか?

 坊っちゃんのくだりのように、「無鉄砲」な彼は、自らの孤独を打ち消すために刺してしまった感じもします。
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Unknown (タツ)
2007-04-22 12:55:45
こんにちは。

今回の一件は、本人が意図してもしなくても、脅しや見せしめになります。

暴力への対抗というのは奇麗事ではなく、腹をすえてやらなければならないことなのだと、心から思いますね。
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masaさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2007-04-22 15:14:22
こんにちは。
抗議と暴力とは全く意味が違いますよね。
あくまでも言論による対抗であれば問題ないのですが(もちろん,良識の範囲内の言論になると思いますが),暴力はどんな理由があっても正当化されません。
正しい言論で相手に非を認めさせること,これが大切なのです。
そのためには,「対話」ありきだと私も思います。
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タツさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2007-04-22 15:17:01
こんにちは。
確かに,「暴力はいかん」と口先だけで言っても,銃弾が一発飛んでくれば,普通はびびってしまうものです。もちろん,私だってびびって身動き取れなくなるでしょう。
ただ,そのような圧力にも屈しない精神がどんどん受け継がれることで,いずれは暴力に対抗できる自由な言論社会が作られるといえるでしょう。
ただし,最近では,政府による言論統制の動きの方がちょいとばかり懸念されますが・・。
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