長野県知事選挙は,新人で自民党公明党推薦の村井仁氏が当選確実となり,現職の田中康夫氏は落選となりました。
村井仁氏の当選確実に 田中康夫氏敗れる 長野知事選 (朝日新聞) - goo ニュース
村井県政は県民の生活にどう影響するか
今回の選挙,投票率は前回より減ったとはいえ65%台であったことからすると,有権者の関心は他の地方よりは高かったといえます。しかし,投票率減少分(約7%)は基本的に浮動票であり,その多くが前回の選挙において田中氏に投票したであろうと推測されることからすれば,この投票率減少が敗因の一つであることは否定できないでしょう。
次に,村井氏の勝因については,1県議及び市長会を完全に取り込んだこと,2自主投票とした民主党も実質的に取り込みに成功したこと(逆に言うと,前回まで田中氏を支援していた民主党が田中氏を離れたこと),3自民党色を前面に出さなかったこと(大物とチルドレン達がほとんど応援に来ていないこと),4マスコミをうまく活用したこと,5メイン公約が「昔に戻す」というシンプルなものでかつ保守色の強い県民に受け入れられたことにあるといえるでしょう。
いずれにしても,県民から支持を得た村井氏としては,この県民の期待に答える必要があります。幸い,県議会との関係は良好なものとなり,また支援した市長会も基本的には村井県政を支持していくことになります。したがって,政治の歯車はきれいに動くでしょう。
しかし,逆に言うと,「YESマンしかいない議会と市町村」という構造にもなりかねません。村井県政,一歩間違えると「議会と市長をんを巻き込んだ独裁政権」になりかねない点については十分注意しておくと共に,県民としてはこの点をしっかりとチェックする必要があるでしょう。特に,公共事業の復活というのは,一歩間違えると財政赤字を拡大させるだけに終わる可能性があります。何が必要か,何が不要かという点について,県民の意向を最大限尊重できるような体制を構築する必要があるといえます。
長野県は,先の水害の事後処理の問題はもとより,観光客減少などによる慢性的税収の減少など様々な問題を抱えています。村井仁氏が果たしてどんな手法でこれらの問題を解決するのか,是非とも注目していきたいものです。
一方,田中氏ですが,これによって「新党日本」自体の存続も危うくなってきました。考えられる可能性としては,「田中氏,来年参議院比例区出馬」ということでしょうが,はたして有権者にどの程度受け入れられるか,そもそもそのような選択肢を取るのか,この辺の動きも注目していきたいものです。
頑張れ,村井県政。県民不在の政治にしないでね!
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TB先一覧
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2289363/detail
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2291215/detail
http://imprezza-inada-1973.seesaa.net/article/22049891.html
http://blog.goo.ne.jp/menthol7171/e/52d08c980404a3c5d8605493c8c8af6c
http://ameblo.jp/kakomonogatari/entry-10015528744.html
http://135246.moe-nifty.com/katuro/2006/08/post_2cda.html
http://yamashika.cocolog-nifty.com/chiki/2006/08/post_af0e.html
http://blog.goo.ne.jp/kanwa_notes2005/e/8233fcf94c74e5258c5766c971e0689c
http://blog.goo.ne.jp/tenjin95/e/951be91d108f5d86814a54911b86b453
http://blog.livedoor.jp/tuigeki/archives/51073762.html
http://sun.ap.teacup.com/traffic/347.html
http://sfjohndo.exblog.jp/5443268
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/51072985.html
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/blog-entry-130.html
http://baka-wo-sakebu.cocolog-nifty.com/nihonnocyushin/2006/08/post_3b4c.html
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村井県政は県民の生活にどう影響するか
今回の選挙,投票率は前回より減ったとはいえ65%台であったことからすると,有権者の関心は他の地方よりは高かったといえます。しかし,投票率減少分(約7%)は基本的に浮動票であり,その多くが前回の選挙において田中氏に投票したであろうと推測されることからすれば,この投票率減少が敗因の一つであることは否定できないでしょう。
次に,村井氏の勝因については,1県議及び市長会を完全に取り込んだこと,2自主投票とした民主党も実質的に取り込みに成功したこと(逆に言うと,前回まで田中氏を支援していた民主党が田中氏を離れたこと),3自民党色を前面に出さなかったこと(大物とチルドレン達がほとんど応援に来ていないこと),4マスコミをうまく活用したこと,5メイン公約が「昔に戻す」というシンプルなものでかつ保守色の強い県民に受け入れられたことにあるといえるでしょう。
いずれにしても,県民から支持を得た村井氏としては,この県民の期待に答える必要があります。幸い,県議会との関係は良好なものとなり,また支援した市長会も基本的には村井県政を支持していくことになります。したがって,政治の歯車はきれいに動くでしょう。
しかし,逆に言うと,「YESマンしかいない議会と市町村」という構造にもなりかねません。村井県政,一歩間違えると「議会と市長をんを巻き込んだ独裁政権」になりかねない点については十分注意しておくと共に,県民としてはこの点をしっかりとチェックする必要があるでしょう。特に,公共事業の復活というのは,一歩間違えると財政赤字を拡大させるだけに終わる可能性があります。何が必要か,何が不要かという点について,県民の意向を最大限尊重できるような体制を構築する必要があるといえます。
長野県は,先の水害の事後処理の問題はもとより,観光客減少などによる慢性的税収の減少など様々な問題を抱えています。村井仁氏が果たしてどんな手法でこれらの問題を解決するのか,是非とも注目していきたいものです。
一方,田中氏ですが,これによって「新党日本」自体の存続も危うくなってきました。考えられる可能性としては,「田中氏,来年参議院比例区出馬」ということでしょうが,はたして有権者にどの程度受け入れられるか,そもそもそのような選択肢を取るのか,この辺の動きも注目していきたいものです。
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公共事業はすべて悪いとは思いませんが,特定人の思惑や面子だけで行うのでなく,何が必要か不要かなど,しっかりとメリハリを付けて行ってほしいと思います。
長野県の脱ダムですが,村井氏は基本的に撤回するつもりで考えているようです。
したがって,今後ダムに伴う調査費用などの支出が増加することと思います。
あとあ,議員が「議員らしいこと」をちゃんとやるかどうかにかかるでしょう。今のところ,オール与党状態になっている点に若干不安を感じますが。
脱ダムが撤回させるのでしょうか?
ダムは災害を食い止めることはできないと思ってる・・・自然は怒ってますから。
知事が変わっても議員が変わらなきゃいい方向には進みづらい。議員の体質自体を見直して欲しいものですが。
劇場型選挙の場合、盛り上がる何かがなければ劇場に客が着ません。したがって、当選は難しくなるという理屈になるでしょう。
田中氏については、今回はこれっていう目玉がありませんでした。だから、結果的に破れてしまったという部分があります。
極論ですが、たとえば「脱オリンピック」みたいにひとつの共通テーマがあれば、田中氏が勝ったかもしれませんね。
それにしても感じたことに、小泉さん、田中さんといった破壊系ボスが、守勢の選挙に回ると弱い!!
小泉さんも最初と最後は勝ちましたが、中間はそうとはいえないし、田中さんも2回目までは圧勝できたのですが、うまく敵を設定し切れなかった今回はあえなく散ってしまいましたね・・・。難しい・・・。
水害が票を分けたといいますが、一方で、被害を受けた地域では田中氏の表のほうが多かったわけですから、直ちに水害が敗因とも言い切れないかもしれません。
いずれにしても、村井氏が県民の信託を受けたい情、県民を裏切らない県政を実行してほしいものですね。
東京と長野とでは、報道スタイルにだいぶ温度差があったようです。やはり、地元新聞のほうが、足でニュースを稼いでいた分、かなりリアリティある情報が入手できていたと思います。
問題は、これからです。村井氏も2期目は体力的に難しい可能性があります。田中氏が参議院に鞍替えするのか、それとも4年後を目指すのか、はたまた引退するのか、この点は注目でしょう。
道州制については非常に関心があり、日々記事を興味深く拝見しております。今後ともよろしくお願いします。
水害が起きたばかりで、元防災大臣の出馬。
保守王国で元々浮動票の少ない地域ですからね。田中氏のようなタイプが何期も支持されるのは無理でしょう。
民意は移り気です。田中氏は一応は2期ですが、実質は1期と同じ。組織票のない者が2期以上続けることは困難でしょうね。
議会との関係、まあさじ加減でしょうか。東京のマスコミは村井さんが勝つなど直前まで考えていないというのは、情けない話で信濃毎日とかキチンとみたりしていれば、もう少し苦戦が予想できたでしょう。村井さんは高齢ですし、田中さんが場合によっては行政の透明度が下がったら再立候補とか、田中修征氏あたりが出てくれればとも思います。なお私のブログ、道州制を切り口にして様々な論じているのでご愛顧ください。
村井県政では,「議会の声を聞く」ことと「市町村長の声を聞く」ことに重点を置くようです。
もちろん,県民の声を聞くとはいうまでもないとは思いますが,その点,どのようなバランス感覚で進めていくのか,こうご期待ですね。
田中県政のやっていた「市民の声を直接聞く」というのは引き継ぐべきなんですが、
それだけの田中県政、結局6年間、議会との関係は壊れたままでしたから、
今度はバランス感覚をどう働かせるか、ですよね。
トップダウンにならず、議会迎合にならず…まずはお手並み拝見ですね。
村井氏は180度転換政策に出るようです。議会側が基本的に協賛するようですがこれはこれで県民が混乱しないか,注目したいものです。
そして,田中氏の真意,おそらく来年の参議院選当たりで明らかになるでしょう。
実はいうとこれで面白くなったと思っています。
まさに次は田中氏の真意がはっきりすると思います。
参院選も面白くなるかも?
村井氏の「昔に戻す」は,すべてを昔のやり方にするという意味ではなく,改革を進めながらやっていくと一応主張していましたので,県民もその点を評価したのではと善解しています。
田中氏はかなり独善的なところが強かったですが,真の改革にはトップダウン的経営者が必要であることからすれば,あれくらいの人間でもよかったのかもしれません。
ただ,確かに満足いく結果が出せなかったというのも,有権者からの支持が離れた要素かもしれませんね。
地元では村井氏の前評判は相当なものだったという情報はブログを通じて相当入ってきていました。
この前評判は,田中氏批判が意外と多かった点にもよりますが,やはり地元有力紙が村井氏広報に近いようなことを続けていたことも大きな要素だったといえます。
やはり,なんだかんだ言ってマスコミをうまく扱うことが選挙においてイニシアティブを取れる,そんな一面を垣間見ることができたといえるでしょう。
ちなみに,6年前はまさに田中氏がマスコミをうまく使って実質広報紙状態にしていました。これも何かの因果でしょうか。
ただ、結果が出てみるとやはり衝撃的ですね。
そして、おかにゃんさんの記事の即時性にもっとびっくりです。