あれは,あれで良いのかなPART2

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喫煙者のマナーが喫煙場所を減らしている

2005年10月05日 00時57分21秒 | 環境問題
先日,電車が人身事故で止まってしまい,復旧まで1時間以上要するという状態に巻き込まれてしまいました。
まあ,これについては言いたいことはいろいろあるのですが,鉄道会社が好きで起こした事故ではないので,特にこの点には触れません。
問題なのは,この1時間以上の間,禁煙のホームでかなりの人がたばこを吸っていたということです。
まあ,これも1時間以上電車が止まり,たばこを吸うには駅の外に出なければならないという事情を考えると,片目つぶることはできます。
でも,絶対に許せないことがありました。ホームですっている人たちは,ほぼ全員が吸い殻をポイ捨てし始めたのです。

携帯灰皿持ち歩け!!

そもそも,たばこの灰を地面に平気で捨てること自体,神経を疑います。灰だってゴミですから。しかも,空中に舞うため,煙同様他人が吸い込む可能性だってあるわけです。
まして,吸い殻のポイ捨ては言語道断。自分の部屋に他人が吸い殻を捨てていったらどう思うのか,よーく考えてほしいものです。

そこから,話が飛びますが,歩きたばこの人,相変わらず多いですね。しかも,人混みで平然と吸っている人が実に多いです。さらに,これまたほぼ全員が携帯灰皿を持っていません。すなわち,ポイ捨てです。
人混みでは,煙(紫煙)をまともに吸い込んでしまい,むせかえしてしまうことがよくあります。そして,ご存じのとおり,紫煙は普通にたばこを吸う以上に有害です。さらに,歩きながらずーっと口にたばこをくわえているのではなく,手に持って歩くこともあります。人混みだと,それが人に当たることもあるばかりか,子供の顔の位置になる場合もあり,一歩間違えると大問題になります。
人混みでの喫煙は,そういうリスクをよく考えて吸ってほしいものです。

と以上のようなことをいうと,喫煙者から必ず次のような反論があります。
「だって,今吸う場所がないから仕方ないよ。」と。
確かに,公共施設では,今ほとんど禁煙となりました。また,地域によっては路上喫煙も禁止されています。職場でも健康増進法を踏まえて,デスクでの喫煙を禁止している会社が大半なのではないかと思います。
そうなると,「吸う場所がない」という反論は一見するとごもっともようにも思えます。
しかし,さらに考えてみますと,そもそもそのように喫煙場所を狭めていったのは,他ならぬ「喫煙者自身」です。すなわち,平気であちこちにポイ捨てをする,たばこが苦手な人のことも考えずに人前に煙をぷかぷかだす,人混みで平気で吸って他人にやけどをさせたことがある等々喫煙者の傍若無人な態度と,タバコそれ自体の害を抑えるということから,徐々に喫煙場所が狭められているわけです。
ってことは,冒頭のように相も変わらずポイ捨てが続くようだと,いよいよ「禁煙法」が施行されても不思議ではない状態になるのかもしれません。
禁煙法はオーバーにしても,禁煙場所の拡大や,禁煙場所での喫煙や人混みでの喫煙はしないなど常識的なことまで法律で処罰対象とせざるを得なくなるかもしれません。

こうならないためにどうすればよいでしょうか。それは,「自分の権利は自分で守る」ということです。
すなわち,喫煙者は自らの手で,喫煙場所の確保を図る必要があります。具体的には,「喫煙マナーの向上」です。
例えば,禁煙場所でタバコを吸っている不届きものがいた場合,それを注意するのは「喫煙者」です。彼を放置することで,禁煙場所が拡大するかもしれないからです。
また,ポイ捨てを発見したら厳しく指導するのも「喫煙者」です。さらには,携帯灰皿の推進を図るのも「喫煙者」です。

このように,タバコを吸う人は,自分の権利を守るため,自分のモラル向上はもちろんのこと,他の喫煙者のモラルを向上するための努力を行ってください。
私のようにタバコ嫌いの人間にとっては,この努力を怠ることで,禁煙場所が増えることや法律で処罰されるようになることは大歓迎です。

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