国民投票法案はまもなく参議院においても賛成多数で成立する見込みとなりました。
一方で,ニュース番組などで急に「問題点が多い」と騒ぐようになってきました。
国民投票法案、14日にも成立する公算(朝日新聞) - goo ニュース
遅すぎないか?
今日の国会では,公務員や教員が国民投票運動にどの程度まで関与できるのかについての質疑がされていました。相変わらずグレーな答弁が続き,これって「不明確な故無効な法理」とか,「明確性の原則」に反するのでは,と疑問に感じました。
ただ,この答弁を各ニュースで取り上げて「ほれ,問題だ」など得意げに報じていましたが,なぜ今頃になって取り上げているのでしょうか。はっきり言って手遅れです。
この議論,実は衆議院の委員会でもやっています。しかし,このときはほとんどのマスコミではこの審議はシカトされていました。もっといえば,マスコミがこの法案を取り上げるようになったのは,衆議院通過直前からです。
では,なぜこの頃になって急に取り上げたのでしょうか。理由はいくつかあります。例えば,政府与党側がまともに情報提供をしてこなかったという点があります。ただ,この時期に急にマスコミが動き出した大きな理由,それは「報道統制条項」が突如追加されたからです。つまり,「自分の尻に火がついた」ので,急に騒ぎ始めたというわけです。
しかし,騒ぎ始めたときは衆議院通過直前だったので,もはや手遅れでした。そして,参議院では,法案は60日以内に白黒つけることになりますが,与党が過半数を抑えている以上,通過は確実です。そこで,急に「問題点がある」とマスコミが騒いでも,もはや国会運営は止まりません。さらに,世論形成も間に合いません。
本当にすべて後手後手でした。
国民投票についての報道統制,これについては各社あきらめてください。っていうのは冗談で,まだ「法改正」や「法廃止」などという選択肢が残っていることは忘れないでください。そのための世論形成を考えましょう。もちろん,問題点は報道統制だけではありませんので,当然さまざまな論点を指摘しましょう。
マスコミの皆様,まだまだ重要法案が目白押しです。すべてに反対しろというわけではありませんが,少なくとも「政府与党が情報くれないから後手に回った」という言い訳をすることなく,早め早めに問題点や利点などを国民に提示し,国民世論の形成に務めてほしいと思います。いつも言っていますが,これこそがマスコミの使命だといえます。
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http://kmotohiro.exblog.jp/6855201
http://selgae.exblog.jp/5409339
http://ameblo.jp/kokkeibon/entry-10033585554.html
http://overage.moe-nifty.com/yui/2007/05/post_6474.html
http://ameblo.jp/msz006zdragon/entry-10033820967.html
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国民投票法案、14日にも成立する公算(朝日新聞) - goo ニュース
遅すぎないか?
今日の国会では,公務員や教員が国民投票運動にどの程度まで関与できるのかについての質疑がされていました。相変わらずグレーな答弁が続き,これって「不明確な故無効な法理」とか,「明確性の原則」に反するのでは,と疑問に感じました。
ただ,この答弁を各ニュースで取り上げて「ほれ,問題だ」など得意げに報じていましたが,なぜ今頃になって取り上げているのでしょうか。はっきり言って手遅れです。
この議論,実は衆議院の委員会でもやっています。しかし,このときはほとんどのマスコミではこの審議はシカトされていました。もっといえば,マスコミがこの法案を取り上げるようになったのは,衆議院通過直前からです。
では,なぜこの頃になって急に取り上げたのでしょうか。理由はいくつかあります。例えば,政府与党側がまともに情報提供をしてこなかったという点があります。ただ,この時期に急にマスコミが動き出した大きな理由,それは「報道統制条項」が突如追加されたからです。つまり,「自分の尻に火がついた」ので,急に騒ぎ始めたというわけです。
しかし,騒ぎ始めたときは衆議院通過直前だったので,もはや手遅れでした。そして,参議院では,法案は60日以内に白黒つけることになりますが,与党が過半数を抑えている以上,通過は確実です。そこで,急に「問題点がある」とマスコミが騒いでも,もはや国会運営は止まりません。さらに,世論形成も間に合いません。
本当にすべて後手後手でした。
国民投票についての報道統制,これについては各社あきらめてください。っていうのは冗談で,まだ「法改正」や「法廃止」などという選択肢が残っていることは忘れないでください。そのための世論形成を考えましょう。もちろん,問題点は報道統制だけではありませんので,当然さまざまな論点を指摘しましょう。
マスコミの皆様,まだまだ重要法案が目白押しです。すべてに反対しろというわけではありませんが,少なくとも「政府与党が情報くれないから後手に回った」という言い訳をすることなく,早め早めに問題点や利点などを国民に提示し,国民世論の形成に務めてほしいと思います。いつも言っていますが,これこそがマスコミの使命だといえます。
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国民投票法が成立しましたが,報道統制規定があることばかりやたら強調して報道しています。もちろん,そこも大事なのですが,もっと本来報じるべきこと,議論すべき内容はたくさんあったはずです。
マスコミが後手に回っては,当然国民はもっと後手後手にまわってしまい,気がついたときには取り返しがつかないことになりかねませんね。
「憲法を政治家が変えることは,刑法を犯罪者が変えることと同じ」というのは,実に的を射たコメントだと思います。憲法は権力抑制機関ですから,時の権力者が自分の都合に合わせて改正することは本来的には御法度なのです。
憲法改正は国民の総意に基づくもの,そしてその総意を作り上げる為には世論が大事,その世論を作り上げるのにマスコミは不可欠,という構造になっています。
しかし,残念ながら今はそのすべてがぐちゅぐちゅになっているような気がしてなりません。
もめ事になったら錦の御旗のごとく「表現の自由」とのたまうんだから、
おいらから言わせれば、人(=政府与党)に聞かずとも(言われなくても)、
テメエらの根幹に関わることになることくらい、オベンキョせいってもんです。
そういった意味ではホントに「知らんかった」とは言ってほしくないですね。
たいして興味をあんまり持っていないんじゃないか
と思うのです。いや、政治だけにとどまらないかも
しれません。
湾岸戦争・アフガン戦争・イラク戦争のような、
世界史上きわめて重大なイベント(出来事)の
ときでさえ、共同通信やロイターの記事を横流し
するだけの日本メディアがなんと多かったことか。
自前の取材力や取材網をほとんど持たない(or
使わない?)せいで、ほとんど欧米の切り口で
しか世界のニュースを見ることができなくなっている。
ネット配信が盛んになってから、速報性ばかりが
重視され、ひとつのニュースをたくさんの切り口から
検証したり、継続的に取材するというような、地道で
手間暇のかかる報道というのが本当に少ないと思う
のです。
政府が都合のよい情報だけを断片的に流すのを、
何の疑いもなく流すだけ。もちろん情報を恣意的に
捻じ曲げて報道してはいけませんが、いったんは
フィルターを通すというか、この情報の意味は?
というところを考えてほしいのです。
とくに、歴史や哲学をていねいに勉強していない人が
増えているのではないでしょうか。だから受け取った情報の意味や重みがまったくわかっていない。
極端かもしれませんが、憲法を政治家が変えやすく
するというのは、刑法を犯罪者が変えるのと同じこと
なのです。本来その法によって一定の拘束を受ける
立場の者が、逆に自分に都合のいいように法を変える
ことができるというなら、法は誰のためのものかと
いうことになるわけです。
結局,「報道の自由」と「取材の自由」,そして「知る権利」くらいしか知らないのかもしれません。
憲法が改正されることのメリットデメリット,またそもそもなぜ憲法があるのかについて,今一度しっかり理解する必要があるでしょうね。
そのプロセスを経て,初めて「報道の自由」がなぜ大切なのか理解できるのではないでしょうか。
情報が送れた理由については,どちらかというと言い訳をする場合の方が多いですね。
また,「人々が興味がないから載せない」という理由もあるみたいですが,非常に大切な内容の場合は,興味の有無ではなく,「興味を持たせる」報道も大事なのかと思います。
そもそも,興味のある情報って,結局の所,「ニュースなどでたくさん報じられている」内容ですからねえ。
「スペースが勿体無い、考えてない、無意味」と思われた時点で、ユーザーは「ここは変わんねえな」と思われる可能性が高いと思います。
同時に話題を載せることはいくらでも出来るはず。