日記「謝謝・・・それは大切なこと」

人生、いろいろあるよね(#^.^#)

支持する候補が居ないのに投票率を上げる意味はあるのか?

2009年08月28日 | 日記
お昼のお弁当の箸入れに投票日を告知する広告が掲載されていた。
それを見てY君が「こんなところにお金を掛けて意味あるのか?」と疑問を抱いていた。
まして特に自分がいいと思える候補もいなければ投票する必要は無いんじゃないかと、ただ投票率を上げるだけなんて意味がないと主張しました。

たしかにそうかもしれない。
若者の投票率が低いのもそんな理由なのでしょう。
でもそれでよしとしていいのだろうか。

組合員だから組合の推す政党と候補に、土木建築の公共工事が欲しいのでそれに予算をつけてくれる議員を、遺族年金や各種補助金をもらっている人はその制度を維持してくれる政党をと、それぞれ利害が直接影響する人は投票に行きます。
選挙結果に直接関わらない人は「誰がなっても」と消極的。

もしも積極的な人達だけで選挙をし、政治をし、法律を管理したらどうなるのか、それはこの国の議会制民主主義の根幹を揺るがす後退を意味します。
仮に国会で「選挙を3回棄権した人は選挙権を剥奪し、以後参加できなくなります」みたいな法律を制定したとしましょう。
今までも投票へ行かなかった人は「清々した~w」となんとも思わないかもしれない。
でもいつか悪法が国会に提出され可決された時にその人たちは「NO!」と言うことすらできなくなってしまうのです。

お金持ちの男性にしか参政権がなかった頃に逆戻りすれば、権力者の思う壺です。

だから投票率を上げると言うことは、民衆の参政権を誇示すると言う大切な意味があるのです。

選挙に興味が無くても、支持する候補が居なくても、棄権せずに投票しましょう。
コメント
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