綾(義母) 「私…、あの人がこんなに優しい人だって、結婚している時には知らなかったのよ。」
繭(嫁) 「並木さんと別れなかったら良かったですか?」
綾 「(笑)分からない。
人生って選んできた道しか分からないんだもの。もう一つの道の結果はずーっと分からない。
だから、これでいい。体のことも…」
繭 「お母さん…」
綾 「繭さんには迷惑かけるけど…」
繭 「いいえ。でも人って色々あるんですね」
綾 「一月三舟(いちげつさんしゅう)って言葉があってね。」
繭 「一月三舟…」
綾 「そう。一つの月に三つの舟って書くの。
同じ月でも停まっている舟、北へ行く舟、南へ行く舟から見るとそれぞれ違って見えるでしょ?
どっちかに動いて見えたり、止まって見えたり…」
繭 「はぁ…、そう言う意味なんですね。」
綾 「だから、一つの出来事も見る場所で違って見えるんじゃないかと思うの。
同じ恋でも、その恋のまっただ中にいる時、過ぎ去ってから振り返った時と、まだそこへ行く前に見るのと、違ったものに見える。」
(ドラマ“三つの月”より抜粋)
原田知世の透明な演技が、田舎の主婦の恋心を少しもいやらしく感じさせない。
八千草薫の義母役も、死を前にして心から色んな余計なものが削がれて、達観した感じが素敵。
私もこれまで色々あって、自分の中でも、これでよかったのかなぁと思うことはあるけれど、結局自分ならやり直してもこうなるんだと思うんだ。
繭(嫁) 「並木さんと別れなかったら良かったですか?」
綾 「(笑)分からない。
人生って選んできた道しか分からないんだもの。もう一つの道の結果はずーっと分からない。
だから、これでいい。体のことも…」
繭 「お母さん…」
綾 「繭さんには迷惑かけるけど…」
繭 「いいえ。でも人って色々あるんですね」
綾 「一月三舟(いちげつさんしゅう)って言葉があってね。」
繭 「一月三舟…」
綾 「そう。一つの月に三つの舟って書くの。
同じ月でも停まっている舟、北へ行く舟、南へ行く舟から見るとそれぞれ違って見えるでしょ?
どっちかに動いて見えたり、止まって見えたり…」
繭 「はぁ…、そう言う意味なんですね。」
綾 「だから、一つの出来事も見る場所で違って見えるんじゃないかと思うの。
同じ恋でも、その恋のまっただ中にいる時、過ぎ去ってから振り返った時と、まだそこへ行く前に見るのと、違ったものに見える。」
(ドラマ“三つの月”より抜粋)
原田知世の透明な演技が、田舎の主婦の恋心を少しもいやらしく感じさせない。
八千草薫の義母役も、死を前にして心から色んな余計なものが削がれて、達観した感じが素敵。
私もこれまで色々あって、自分の中でも、これでよかったのかなぁと思うことはあるけれど、結局自分ならやり直してもこうなるんだと思うんだ。