小橋常子 「藤堂先生に教わった“挑戦する大切さ”を胸に奮闘しております。」
藤堂チヨ 「………(首を横に振りつつ)」
常子 「“何事も女性だからと言って恐れずに、挑戦する事が大切です“先生の言葉があったから、私は自分で出版社を起こすことができたのだと思います。
女性だからと言って、自分の中に境界線を引いて諦めてしまうことを否定し、背中を押してくださったからこそ、今の私があります!」
チヨ 「(首を横に振りつつ)私は、小さな穴を開けたに過ぎません。
その穴に種を埋め、水をやり、陽の光を注ぎ育てあげたのは、あなたの周りの方々と、あなたご自身よ!」
常子 「(頷きつつ)先生はまだ教師を?」
チヨ 「ええ、五十になってもなお。教職者には定年がありませんからね!このまま身体の許す限りは続けたいと思っていますっ!」
常子 「(笑)では、あと十年は出来ますね!」
チヨ 「いいえっ、五十年です!」
常子、チヨ 「(笑)」
(連続テレビ小説“とと姉ちゃん”より抜粋)
ああ、こんな先生に巡り会えていたら…
私も教職を取っていたかもしれないなぁ。
教え子が訪ねてきてくれるだけでも嬉しいのに、それが成功して“先生のお陰”って言うんですよ~
泣けちゃうね(T_T)
医師や教師とか“師”がつく職業は、職業ではなく生き方なんだと思う。
その人のなりなんだと思う。