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鬼子母神と柘榴

2019-10-10 20:55:10 | ◇ 仏教・仏像

鬼子母神の伝説
千人の子供を持つ鬼子母神(きしもじん)は、人間の子供をさらい食べていました。
お釈迦様は、その悪行に対して、鬼子母神の数多くいる中から一人の子を隠された。
鬼子母神は、そのことを嘆き悲しみ自らの行為を悔い、改心して仏法を守る守護神となりました。

鬼子母神の左手には、柘榴(ざくろ)があります。
子供を食べたくなったらこれを食べよとお釈迦様に言われたという話がありますが、これは俗説でしょう。


⇒三井寺

柘榴は、ひとつの実の中に多くの小さな実があり、子孫繁栄を表す縁起のいい果物「吉祥果」(きちじょうか)とされています。
吉祥は吉、めでたいことを意味します。


⇒果物ナビ


⇒東洋経済

長野県上田市の本陽寺では、10月14日からざくろまつりが行われます。
子供たちが主役です。


⇒東信ジャーナル

柘榴のように仏教の話に基づいたものでなくても、食べ物には縁起物があります。
例えば、そばは長寿、れんこんは将来を見通せる、昆布は喜びを表すなどいろいろとありますね。
勝負の前のカツ丼もまあ仲間でしょうね・・・(?)
自分なりの縁起のいい食べ物、それぞれ秘かに持っているのかもしれません。



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