今月22日から東京都美術館で開催予定だった「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が新型コロナ感染拡大で延期となりました。
凄まじい感染力のためとはいえ残念です。
会期は4月3日までとなっています。
まさかそれまでにはと思いますが、まさかのまさかがあるやもしれません。
⇒東京都美術館
パンフレットの表紙を飾っているフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」は最近特に話題になった作品です。
2017年からこの作品の大規模な修復が始まりました。
修復前の作品
女性が窓がら差し込む光で手紙を読んでいます。
誰からどんな手紙なのでしょうか。
⇒GemäldegalerieAlteMeister
修復は女性の背後にある壁です。
1979年のX線調査で、この壁にはキューピッドが描かれていることはわかっていました。
当初フェルメール自身が上塗りしたと考えられていましたが、その後2007年新しい技術と詳細な調査で、上塗りはフェルメールの死後他の誰かが行ったことが判明しました。
そして2017年より大規模な修復作業が始まり、昨年完了したのです。
どれだけ技術が発達しても、こうした修復作業の最後の武器は「人間の手」です。
⇒The New York Times
見事にキューピッドが復活しています。
⇒GemäldegalerieAlteMeister
キューピッドは女性が読んでいる手紙を愛の手紙、ラブレターであることを示唆しています。
一体だれがどこで何のためにキューピッドを隠したのでしょうか。
作品の女性に恋をして嫉妬したのでしょうか。
謎の多い作品ですね。
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