何人かいて悪いこともいいことも一人に決めなくてはならない時に
簡単に決める方法として登場してくるのがじゃんけんかあみだくじとなります。
なぜ、幾ら横線を引いても必ず1体1の対応になるのか
当りの位置でどこを引けば一番確率が高いのかなど、数学的に説明できるようですが
それはそれとして、結構わくわくしながら楽しむことができますね。
あみだくじの起源は、室町時代にさかのぼるようで、現在では平行に縦線を引きいくつかの横線でつないだものが一般的ですが、当時は放射線状のくじだったようです。
勝手に書いてみましたが、実際はどうだったかわかりません。
当時このくじで何を決めていたのでしょうかか?
想像は広がりますが、よくわかりません。
この放射線上のくじは、阿弥陀如来の後光に似ていたのであみだ(阿弥陀)くじと呼ばれたようです。
京都市蓮光寺の阿弥陀如来像(負別阿弥陀)
⇒京都観光Navi
後光は、仏様の体から発している光のことをいいますが
阿弥陀如来の後光のように放射光だけではありません。
世界遺産にもなっている宇治の平等院の阿弥陀如来坐像の後光は飛天光と呼ばれるものです。
⇒平等院
もちろん後光があるのは阿弥陀様だけではありません。
鎌倉の円覚寺の薬師如来像。
後光は輪光と呼ばれます。
⇒円覚寺
お釈迦様によって見つけられた諸仏の頂上に立つ阿弥陀仏
神々しく神秘的な光ですがその由来を持つあみだくじ
あみだくじを引く時は、神頼みならぬ阿弥陀仏頼みで
やってみますか・・・
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