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長い道のり父の日

2020-06-20 20:30:15 | ◇ 行事

6月第3日曜日は父の日
この日の由来はアメリカにあります。

1907年鉱山の爆発で数百人の男性が亡くなり、翌年教会で彼らのために礼拝が行われました。
これが最初の父親のためのイベントになりましたが、一時的なものでした。

一人の女性が動き出します。
ソノラ・スマート・ドッド(Sonora Smart Dodd)
1898年に末っ子を出産したときに母親が亡くなった後、父親に5人の兄弟とともに育てられました。


⇒GBA

1909年27歳になった長女のソノラは母の日に教会の礼拝に参加していた時ふと思ったのです。
母の日はあるのに、どうして父の日がないのかと・・・・
彼女はそう思いついてから、地元の教会や政府の関係者などに働きかけ父の日の支持を集めていきます。
その結果、翌年の1910年、ソノラが住んでいたワシントン州で父親の誕生月6月に初の州全体の父の日が催されたのです。

父の日の創設者ソノラ・スマート・ドッド 墓碑


⇒life hacker


父の日は、母の日が急速に普及したのに比べ、毎年の恒例行事となるのには長い時間がかかりました。
かつて一家の経済的な担い手はほとんどが男性でした。
父の日の贈り物は父親の負担になりました。
そうした父の日にあやかる商業化に根強い抵抗もあり、国として父の日が公式に決まったのは1972年になります。

現在は女性の社会進出も進み、父親に対する考え方や役割も随分変わりました。
父の日の公式の花は白か赤のバラです。
日本では黄色のバラのようですが、贈り物は幅広く選択されますね。
何より、普段面と向かって言いにくいありがとうの一言で十分だとは思いますが、そうもいかないのがご時世でしょうか・・・・


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