人は皆
それぞれに何かを
心の中で望んでいます
それは 欲しい物であったり
親友や人生のパートナーだったり
仕事 成功 他人からの賞賛
あるいは健康 充実感・・・
百人いれば百通りの望みがあるでしょう
でも
それらを得ることの先にある
窮極の望みは
きっとただ一つ
それは
≪幸せな人生≫
なのではないでしょうか
幸せの形も
人それぞれ
百人いれば百通りの幸せがあるでしょう
でも
もしかしたら
実は
今 ここにいる自分が すでに
≪幸せである≫
ということに
はっきりと気づかされること・・・
それが
『悟る』
ということかもしれない
障子越しの優しい光に満たされた
今日の稽古場で
お弟子さんたちの会話を聞きながら
私はふと
そんなことを思いました

「清風払明月」
紫野昌道師

中置 薄茶点前

主菓子 菊時 鼓月製

干菓子 月あかり 亀屋良永製