表千家一期一会

12月稽古場 1



「無事」
前大徳積應師

12月になると
必ずどこかで掛けられる掛物です


なにはともあれ
「無事に」
一年を締めくくるという意味合いで
掛けられるのでしょうが

禅語の意味合いとしては

「平常であること」
「ありのままであること」
「当たり前のことを当たり前にすること」

などと解釈して
味わうべき文句なのだそうです

(「新版一行物~禅語の茶梶`」より)


最近買いました
「分類総覧 禅語の味わい方」を開いてみると
次のようにも書かれていました

「私たちは
外に向かって
仏を求め 祖を求め 善知識を求め
悟りを求め 安心を求め
ウロウロうろたえまわっております。

外に向かって探し求める心
それがなくなったところを
『無事』というのであります。」



一年に一度
年の終わりに

少し立ち止まって
このような意味合いで
我が身をしずかに振り返ってみることも
意義深いことではないかと思います



炭点前

炭点前のお稽古は
研究会以外の通常の稽古日には
なかなかしていただく機会がなくて
申し訳なく思っています


私も
昔習い始めのころは
炭点前をさせていただくチャンスは
めったに巡ってこなくて
なかなか覚わりませんでした


自分がお点前をしない時でも
他の方がなさるのを見て
少しずつ目で覚えていただけたらと思います




主菓子  冬椿  鼓月製



干菓子   白川路  ゆきげ杏(長野のお菓子)     



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