今日は
午前中に好日会の稽古をいたしました
二人とも
いつも着物を着ていらっしゃいます
お茶の稽古を始めてから
着付け教室に通われて
今では
お茶の日以外でも
お着物で出かけることも
あるのだそうです
午後からは
洗心会の稽古に
三人の方がお越しになりました
「松無古今色」
大徳寺 桂堂紹昌師
花は白い小菊
実は
昨日でかけた稽古場のお床に
竹の置き花入れが置かれ
白菊が入っておりました
やはり今年は
どこのお庭にも
まだ椿の蕾が膨らんでいないんだなあと
思いながら眺めていました
お稽古が始まり
花入れの銘は
「初霜」
如心斎好み
というご説明がありました
その時ふと
古今集の
凡河内躬恒の歌が
思い浮かびました
’心あてに
折らばや折らむ
初霜の
おきまどはせる
白菊の花’
百人一首にも入っている歌ですね
そうか。。。
もしかしたら
如心斎もこの花入れに
白菊を入れたのかも・・・
そんなことを思っていたら
胸がどきどきしてきて
お床の白菊から
目が離せなくなりました
というわけで
今日はその感動の
お裾分けで
庭に咲いていた白い小菊をとって
家にあった置き花入れに
入れてみました
この花入れは
以前家の近くにあって
お世話になっていた
竹細工のお店の方から
いただいたものです
主菓子 晩秋 鼓月製
干菓子 松かげ 松華堂製