今日は
京都二条通新町東入ルにあります
亀屋伊織さんに
頼んであったお干菓子をいただきに参りました
伊織さんは
三千家御用達の
茶席のお干菓子専門のお店です
電話で
お茶会で使う日や趣向などをお伝えすれば
作っていただけますが
送っていただくことはできませんので
約束の日に
直接お店までいただきに参ります
私は
近年になって
時々お世話になるようになりましたが
初めてお電話した時は
わずかな数ではお断りされるのではないかと
心配でしたけれど
いくつからでも作っていただけるとのことで
ありがたいです
先日
湯木美術館の受付横のコーナーで
この本を見つけました
ページを開くと
表紙裏に
こんな言葉が書かれていました
「薄茶に供される干菓子というものは
もとより演者ではございません
お茶席のなかでの位置をよくわきまえて
一席に自然と溶け込んで
説明をせず
抑制をきかすこと
そしてお薄の味を引き立てることが
大切だと考えております」
全編を通して
季節感あふれる
美しいお菓子の写真が目に楽しく
日本の心を表す
四季折々の俳句や歌にいざなわれた
優しい文章が綴られ
お菓子職人としての
謙虚で誠実なお人柄が偲ばれて
伊織さんのお干菓子が
ますます好きになりました