『随凾ノ主となる』
随処に主となれば
立処皆真なり
外に心をとらわれず
いつ
どこにあっても
どんな場合でも
心の主は自分でありたい
禅居庵住職 一渓師
自分の心の主は自分に決まっている
他人であるなずがない
普段
私たちはそう思っていますけれど
案外
そうでもないのです
心がなんとなくざわついている時や
どんよりと重たくなっている時
気が付くと
自分の心の主を
自分自身ではない誰か他の人に
明け渡してしまっていることがあります
たとえば
目の前に立っている人や
隣に住んでいる人や
世間一般の人たち・・・
そういう人たちの
言動に振り回されて
自分を見失っている時があります
私も
つい最近
そんな自分に気づいた出来事がありました
そういう時は
知らず知らずのうちに
自分の軸がぶれてしまい
自信がなくなってしまいます
他人の頭の中を
コントロールすることはできませんが
自分の心まで
他人にコントロールさせて良いわけではありません
いつでもどこにいても
自分の心の主だけは
他の人に明け渡さないように・・・
平水指 飾り服紗
主菓子 朝の庭 鼓月製
干菓子 無門 亀屋良永製
午後のお稽古に来られた方が
「お台所にでも飾ってください」と
おっしゃって
お庭の花々をお持ちくださいました
花入れは・・・
ちょうど合うような
手ごろな花器が見つからなかったので
ペットボトルを切って
入れてみました