今日は今年最後の研究会に
11名の方がご参加下さいました
「先者今年無事 芽出度千秋楽」
前大徳泰道師
前大徳泰道師
終い稽古には
やはりこの掛物ですね
今日は始めに
初炭の稽古をしました
最近は
茶の湯の炭の生産が
減っていると聞きます
これからも変わること無く
炭で釜を煮やすことが
できる時代が続くことを
祈らずにはいられません
次に
重ね茶碗の稽古をしました
来春の初釜では
久しぶりに嶋台茶碗を
使おうと思っています
善哉を作って
皆さんに召し上がっていただきました
干菓子 蕎麦ぼうろ かわみち屋
昔祖母が好きだったお菓子
懐かしいです
最後は花月をしました
花月には
色々な約束事があって
全てを覚えるまでには
随分修練を積まなければなりません
でも花月を繰り返し稽古する意味は
単に花月をスラスラと出来るようになることが
目的なのではないような気がします
この複雑な稽古をする中で
起こってくる様々な”出来事”に
臨機応変に対処するその「機転」と
心の持ち方
それを毎回学んでいるのではないかと
思います
日々の生活においても
人生の様々な場面にも
予想外の出来事が突然起こることは
よくあることです
どんな場面でも
咄嗟に対応できる「機転」や
物事を少し上から見て
廻りの状況を捉えて
全体を見通す視点は
日常や人生を幸せに自分らしく生きる為に
とても大切なことだと
感じています
花月の稽古は
そんな生き方の修練にも
なっているのではないでしょうか
「雪月花」
禅居庵 一渓師
「春に百花あり 秋に月あり
夏に涼風あり 冬に雪あり
若し閑時の心頭に
かくる無くんば
便ち是れ
人間(じんかん)の好時節」
(無門関)
さて本年も
ブログ「一期一会」に毎日沢山の方々が
訪れて下さいましたこと
心より感謝いたしております
日々の稽古やお茶事など
本当に個人的な記録に過ぎませんが
来年もまた
お越し下さいまして
共にお茶の世界を楽しんでいただければ
幸いです
それでは皆様
どうぞ良いお年を
お迎え下さいますよう
お祈り申し上げます