奥琵琶湖のさざ波に心をしずめ
色づき始めた木々や鳥達の舞う姿に
心癒やされて参りました
賤ヶ岳山頂から見渡した琵琶湖
同じく賤ヶ岳山頂から
琵琶湖と反対側には
羽衣伝説の伝わる余呉湖が一望できます
近江孤篷庵
小堀遠州の菩提を弔うため
息子の正之が江戸時代前期(1653年)に
京都大徳寺の僧侶円恵禅師を招いて
開山した臨済宗大徳寺派の寺院
遠州が大徳寺に建立した孤篷庵に因んで
近江孤篷庵と呼ばれているそうです
建築・作庭・茶の湯で知られる小堀遠州は
ここ奥琵琶湖の長浜に生まれました
孤篷庵は遠州の号でもありますが
篷とは船のとまのことを言い
竹などで編んで船の上をおおうもので
孤篷というのは
とまを掛けた一そうの小舟
といった意味なのだそうです
大徳寺の孤篷庵は
遠州が晩年にその持てる技術を注ぎ込んで
造ったと言われていますが
幼い頃目にしていた
奥琵琶湖に浮かぶ小さな船を見立てて
造られたとも伝わります
枯山水庭園
礎石之手水鉢
日当たりの良い場所では
一足早く紅葉が赤く色づいていました