表千家一期一会

7月稽古場 5



「滝」
前大徳積應師

明日は天神祭ですね
船渡御に因んで。。。





今日の研究会には
8名の方がご参加下さいました


・初炭
・台天目
・台天目
・数茶


今年は
台天目のお許しをいただかれた方が
三名ありましたので
今日はそのうち二人の方に
台天目のお点前をしていただきました


2回続けてしましたから
ずいぶんご理解いただけたのではないかと
思っていますが
いかがだったでしょうか


私自身は
20代の頃に
台天目の相伝をしていただきました


その時はまったくちんぷんかんぷんでしたが
とにかく暑い日だったことと
茶巾のたたみかたにびっくりして
家にとんで帰ったことだけは
今も覚えています


その後しばらく
お茶から離れていた時間がありましたが
40代になって再開してまもなく
台天目の点前を
あらためて教えていただきました


その当時習っていた先生が
私が理解するまで
毎週台天目の稽古ばかり
させて下さったおかげで

点と点が線となり
線と線がつながって
お点前の全体像が
だんだん鮮明になっていきました


その頃は
お点前の手順を覚えることに夢中で
なぜそうしなければならないか
などということには
考えも及びませんでした



やがて
盆点も教えていただき
点前の流れがある程度わかってきた頃
お点前の色々な所作の中に
いくつかの疑問が
わいてくるようになりました


なぜそうするのか


その理由を知りたいと
思うようになりました


それを師匠におたずねし教えていただくと
それが腑に落ちて
より理解が深まったような気がしました


長い年月をくぐりぬけて
構築されたお点前には
一貫性があって
合理的であるが故に
美しさがあるなあといつも驚嘆いたします


今日の稽古で
ある所作について
お弟子さん達にその理由をどう考えるか
おたずねしてみました

いくつかの答えがでて参りました
そのどれもが正しいと思いました


点前というものには
やはり必然性があるのだなあと
あらためて感じました


先日も
ある場面で
頭で考えているだけでは
答えが見つからないようなことがありました


しかし
実際に茶室にすわってやってみると
理屈ではなく
そこに必然性があったことに
気づくことができました


点前の習得を通して
お弟子さん共々
お茶の真髄に近づくことのできることが
とても楽しく幸せに思います





主菓子 清流 鼓月製


鶏卵素麺  鶴屋八幡製

美味しいのですが
ちょっと食べにくいので
一切れずつラップにくるみました

茶席では
あまりしないことかもしれませんが。。。


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