陰陽師新井健一郎のblog
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御客様から連絡が入り、私の家の冷蔵庫から肉や魚が毎日消えだした。調理した形跡もなく奥さんは家族に聞くと誰も食べてはいないと言う返事だそうです。
いつも夜就寝前に、冷蔵庫の中身を確認しているそうですが、その時にはあるそうです。
消えはじめてもう五日目だそうです。四人家族で中学生の長男、小学生の長とあとは夫婦と言っていました。
子供達と夫婦の憑依を見たが、これといったものは憑依していない。私は以前似たようなことがあったのを思い出した。
霊がそんなもの消したり出来るはずはない、家族の誰かが持ち出しているはずです。
奥さんに子供たち二人の部屋を、調べてもらえないか頼んでみた。調べた結果は何も出ては来なかった。
最近子供さん達に変ったことはありませんかと、聞いたところ娘が最近になり良く食べるようになったと言っていた。
まず、小学生の娘から調べることにした。奥さんに頼んで今日は徹夜になりますからと言って、私からの連絡を待つように言っておいた。
夜になり午前3時を回った頃、動きはあった。ここの小学生の娘に憑依を確認したが、少し様子を見る事にした。
十五分程度経過したところで母親の携帯を呼んで、娘を見に行かせてみた。すると娘は自分の部屋で、生肉を手づかみで食べていた。
母親が娘の名前を呼ぶ声が、電話越しに聞こえた。娘の謝る声が聞こえてくるが、すまねえ勘弁してくれと言っている。・・・男が憑依している。
すぐに私は、その男の霊を神にロックしてもらって、逃げられなくしてからから呼んだ。何故こんな事をしたのですかと尋ねてみた。
自分は貧しい所の生まれですが、ここの家は裕福で毎日良いものを食べていたので、つい自分も食べたくなり・・・と言う話だった。
私は、この男霊のこの世に思い残した想念を取り除いてから天界に上げた。この男霊は、何度も謝っていた。
しかし、生肉や生魚をたべてしまいこの娘さんは大丈夫なのか、もう一度母親を電話して呼んだ。
娘さんは大丈夫ですかと尋ねると、自分がしていたことを全く覚えてはいないそうだ。娘は何をしていたのか、全く分かっていないと言っている。
母親には、事情を話したところもう大丈夫ですね。と聞かれたのでもう大丈夫ですと答えた。
それから娘さんの体、大丈夫なのか医師の所へ行くように勧めておいた。