悪魔には二系統ある。
元々神という存在は地球にいたものであり在来種、後に神は天使を造った。但し天使の中で一体だけは神が造ったものではない天使がいた。能力的にも神を上回る能力を持った天使ルシエルだ。後にルシエルは神との折り合いがつかず、自分に賛同する天使達と共に自ら神の本拠地である天界を去り地に本拠を構え神と対立を始めた。だが神とは戦争はしていない。悪魔になった旧天使達で堕天された天使達ではない。第一系統の悪魔でこれは人が地球に現れる以前の話である。
後に地球上に地球から見れば外来種である人間が現れた。いずれ神を超える存在になって行くかもしれないと考えそこで神たちは人間達に神の力を見せつけ崇拝させるように持って行った。信仰の始まりである。だが一部の人間は悪魔をつくり出す能力があり、悪魔が増産された第二系統の悪魔達だ。これらの悪魔をルシエルは統括して行き魔王となった。
現在のルシエル率いる悪魔達は悪に対する魔に変貌遂げた。善人に対しては何もしない。悪人に対しては魔を発揮する存在である。悪魔達は人間の言う事は一切聞くことは無くたんたんと自分達の仕事をするだけで悪魔信仰をしても何の利益もない。過去の悪魔使い達は餌食にされるだろう。
また、ルシエルには自分から分離した弟がいて現在人間社会の中で暮らしている。