古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

上海 帰国

2012-10-30 12:57:11 | 旅行

国家博物館(北京市)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その180

8月24日(金)
今次の旅は最初から不調だった。
北京から哈尓濱へ移動の寝台列車で、寝違えたのか腰を痛めてしまった。
元々の腰痛持ちだが今回は特に酷かった。
哈尓濱に着いて二三日はベットから動けなかった。
腰をかばって歩いていたら、次に、左膝が痛み出した。
その次には、右足首が痛み出した。
全て昔の古傷だが、バランスが崩れたのか、連鎖してアチコチが痛み出した。

朝起きると腰に鈍痛を感じる。
ベットから降りて歩き出すと、左膝が油の切れた機械の様にギシギシと音を立てる。
ユックリ歩き始めねばならない。
特に階段の上り下りは酷い。

旅の最初から、ヨッシ!と言う気が起こらなかったのだ。
何となく東北三省に行こうという気持ちは有ったのだが、北京に着いて一つの用事を済ませたら、それでお仕舞いになってしまった。
北京の友人に日本のカメラを買ってきて上げる事だが、そんな用事はあっという間に済んでしまった。

中国放浪の4年目だが、北京は初めてだったのでアッチコッチ見学して回った。
それが済むと、急に旅の意欲が萎んでしまった。
やはり、体調が悪いと如何にも成らないようだ。
何とか気を奮い立たせてと思ったが、一度萎えてしまった気は如何にもならない。
一番テンションの低い旅だった


成都 帰国

2012-10-20 15:23:23 | 旅行

上海へ
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その179

8月22日(水)
午前3時を少し回った。
丁度、成都と上海の真ん中辺りの筈だ。
中国の中原の南辺りを東へ向かっている筈だ。
途中には名の有る街もあるが全て漆黒の闇の中だ。
夜汽車と言う雰囲気ではない。

もう何処の辺まで来たのだろう。
まだ漆黒の世界だ。
時々、小さな街を通過する。
後は深い闇だ。
車輪の音が、ヘンタイ、ヘンタイと聞こえる。
変態だからなのだろうか。
もう4時を過ぎた。
寝よう。

何を勘違いしたのか、上海まで3日掛かると思い込み、ビール6本、カップラーメン3個、おにぎり3個、ハム300g、その他を用意して汽車に乗り込もうとした。
発車時間間際に、アレッと思った。
明日の夕方には上海に着く筈だ。
それだったら1泊ではないかと考え直す。
22日の宿は予約していない。
あわてて上海の友人に電話して事情を説明し、22日の宿の追加を依頼する。
返事の電話は23、24日の予約も入ってないとの事。
まあ今更慌てても仕方が無い。
行けば何とかなるだろう。
最後の最後でドジっている。

明日にでも調整しなければ、日本での生活も危ぶまれる。