東チベットの旅 甘孜(川貝母)

貝母の取引(四川省甘孜藏族自治州甘孜県)

チベット族の母達(四川省甘孜藏族自治州甘孜県)

古稀背包客(gu xi bei bao ke)放浪記　その224
２０１６年８月4日（木）
この季節の甘孜は冬虫夏草の熱狂的な売買も終わり、今は貝母(beimao)の取引が盛んだ。
貝母は特に四川産の川貝母が有名で、このあたりのものが特級品とのことだ。
貝母は一見すると白い豆のように見えるがユリ科の麟茎を掘り取り乾燥させたもので、その姿形がハマグリに似ていて、貝が寄り集まったようだから貝母と名付けたと言われています。
漢方薬として昔から有名なものらしい。
売買は袖の中で値決めをする方式で、あちらこちらで取引をしている。
ざっと言えば、現地の一次(生産者から仲買)取引でも１斤(500g)で1000～2000元とのことだ。
地元チベッタンの重要な現金収入源の一つだ。

東チベットの旅 理塘(理塘賽馬節)

長青春科爾寺（理塘寺）(四川省甘孜藏族自治州理塘県)

理塘賽馬節会場（理塘県毛ya(土編に亞)地区）

本物のカンパ
やっとマスクを取って微笑んでくれた

古稀背包客(gu xi bei bao ke)放浪記　その２２３
２０１６年８月２日（火）
数年振りで開催される理塘の賽馬節に行く。
理塘から無量河を遡り５０ｋｍ程巴塘寄りに行った毛ya(土編に亞)(Ｍａｏｙａ)草原と言う所が今年の会場だ。
理糖から小一時間ほどで着いたが、噂に聞いたほどの活況はない。
見物人がいないし、三々五々集まってきた近隣のチベッタンのみで、武警の姿のみが目立つ。
まあ、それでも千人ぐらいは居るだろうか。
９時３０分に始まるという１０ｋｍ位の競馬が、１０時過ぎにスタートしていったのみで会場は閑散としている。
ピクニック気分の家族づれや、中国人の観光客が草原のど真ん中にうろうろしている。
１３時過ぎに始まった、曲乗りや、出陣の儀式が興味をそそったが、、、、。

多分、昔を知る人が見たらガッカリするに違いないほどの理塘賽馬節だ。