中国成都大熊猫繁育研究基地(成都外北熊猫大道1375号)
子パンダを取材に訪れてるCCTV(中国電視台)のクルー
生後2、3ヶ月の子バンダ十数頭が遊んでる
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その194
11月10日(日)
中国成都大熊猫繁育研究基地へ行く。
それが成都の正式なパンダ基地の名前のようだ。
5年前に一度訪れたが今日は、パンダ好きの、いやそんな生易しい名では失礼になるだろう位のパンダ狂のWさんと同行した。
午前8時30分の入園から、16時30分の退園まで、実に8時間、途中お茶を飲むために10分ほどベンチに腰掛けただけで、万歩計は実に、実に2万5千歩を記録した。
Wさんに付き合って歩いたが、我ながらビックリした体験だ。
秋浜、永浜、隆浜、愛浜、幸浜、雄浜、梅浜
全て、日本生まれのパンダの名前である。
和歌山県の白浜ワールドアドベンチャー生まれで、ここ数年の間に成都に里帰りしたパンダだと言う。
Wさんは如何しても会いたいという。
顔を見れば、解るという。
人間が、人を認識、識別できるように、パンダの顔が解かると言う。
パンダ好きの、いや、パンダ狂と呼ぶしかない。
知り合いの人に会った時のように、日本語読みの名前を呼んで泣きそうになっている。
しゅうちゃん、えいちゃん、こうちゃん、ゆうちゃん、うめちゃんと、、
中国の呼び名は、チョウバン(秋浜)、ヨンバン(永浜)、シンバン(幸浜)、ションバン(雄浜)、メイバン(梅浜)らしい。
親切なえいちゃんの房の飼育員が他のパンダの居場所や、状況を説明してくれるが、中国語なので半分くらいしか解らない。
それでも、Wさんと二人で何とか上記5頭に会うことが出来た。
Wさんはビデヲを回しっ放しだ。
後に聞いたら3時間弱くらいになったらしい。
一頭に一時間くらいかけてビデヲを回している。
こっちを向いて、正面から見たいの、お願いちゃんと顔を見せてと言いながら、動きのたいして早くないパンダをじっと見つめて撮っている。
ついつい、小生も付き合ってしまったが、かなり疲れてしまった。
宿に戻ったWさんはどうしても愛浜、隆浜に会いたいので、明日もう一度出かけるという。
開園の8時に着く様に宿を出ると言う。
流石に同行は遠慮した。
ちなみに、7頭の居住区は梅浜、幸浜、永浜は大熊猫舎14号舎(同園のツーリストマップのNo6)、秋浜は幼年大熊猫別荘(ツーリストマップのNo11)、雄浜、愛浜は亜青年大熊猫別荘(ツーリストマップのNo13)だ。
隆浜は確かなことは聞き出せなかったが、今は会えないが元気だとのこと。
そして、明後日には雅安市のパンダセンターに行くという。
ああ、気を付けて行ってらっしゃいと言うのが精一杯の励ましだった。