古稀背包客放浪記

古稀バックパッカーの東南アジア見て歩る記

絲綢之路17 行程

2011-11-30 02:12:54 | 旅行

絲綢之路乗車券
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その132

2011年11月11日(金)
右上から左回りに
① 9月26日15;56発T138上海→西安  1509km 16時間25分 硬臥上 312元
②10月10日10:21発K595西安→烏魯木斎 2568km 32時間13分 硬臥中 483元
③10月19日 8:38発5826烏魯木斎→喀什 1588km 25時間34分 硬臥中 192元
④10月25日10:0 発 喀什→カラクリ湖 200km 4時間 路線バス  36元
 10月26日 カラクリ湖→喀什 200km 4時間 路線バス  36元
⑤10月31日10:55発5872喀什→和田    458km  9時間 5分 硬座  34元
⑥10月31日21:00   和田→烏魯木斎 1500km 19時間 寝台バス下鋪 316元
⑦11月 5日14:00発  烏魯木斎 →蘭州 2000km 29時間 座席バス   380元
 11月10日      蘭州→

上海から西安、烏魯木斎、喀什、和田、蘭州と、塔克拉玛干砂漠一周と絲綢之路小旅行の第一章は終わった。
のんびり、ゆっくりの旅だったが、、不満足な旅だった。
合計46日間 総移動距離10023km 運賃1789元の旅だった。



絲綢之路16 蘭州その2

2011-11-28 14:11:44 | 旅行

蘭州黄河第一鉄橋と白塔山公園(蘭州市)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その131

2011年11月10日(木)
蘭州は甘粛省州博物館、五泉公園、白塔山公園、黄河第一鉄橋等を見学する。

蘭州駅の公安にお礼の挨拶に行くが、あいにく先日の若い公安官は居なかった。
下手な英語の下記のメモを残してきた。

Dear 公安官
Lastday I was asked to you for 花児青年旅舎
Thanks for your kindness 
Then I couid arrived at hostel
But taxi driver was no good
When I got off the taxi he said to me “20元”
Taxi meter was only 10.2元
I said to him “Why No!”
He said to me “Plus is telephone fee and your baggage fee
After all I was paid only 12元

Your kindness and taxi driver's unfare matter which is a real China?
I am believing to your kindness is true China
Thanks for your 親愛的友情.
我的感謝
日本国 還暦背包族

絲綢之路15 蘭州

2011-11-26 13:22:33 | 旅行

絨毯を織る女(ウルムチ市新疆ウイグル自治区博物館)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その130

2011年11月6日(日)
ウルムチから蘭州行きのバスは最低だった。
豪華バスとあったが、臨時便で座席34人乗りの中型バスだった。
切符が取れただけで満足しなければならないようだ。
蘭州方面行きの列車の寝台席は十日後まで全てゼロだった。

昨日の15時にウルムチの子溝客運站を出発したバスは、切符に印刷された発車時間は14時だが、まだのんびり走っている。
蘭州には夜の10時近くに着いた。
実に29時間、約2000kmの座席バスの旅だ。

蘭州駅近くの招待所に泊まる。
いわゆる招待所である。
20元だ。それ相応の設備だ。

2011年11月7日(月)
朝一で宿替えをする。
蘭州花児国際青年旅舎を目指すが、当てにしていたウルムチで出会った従業員の青年の電話には繋がらない。
駅の公安に尋ねると、親切な若い公安が出てきて色々と調べてくれる。
やっと宿の電話を調べ、連絡してくれるが、結局、駅からタクシーに乗る。
公安が行き先をドライバー告げ、十元位だからと言ってくれる。
近くに着いたら、宿にに電話するようにとまで言ってくれるが、このドライバーが曲者だった。
降りる時になって、二十元だという。
タクシー代と電話賃だと言うが、頑強に拒否して、十元のタクシー代と気持ち二元の十二元を払う。
かなり文句を言っていたが、程なく諦めて行ってくれた。
宿のおばちゃんが迎えに来てくれた。

親切な駅の若い公安と詐欺まがいの行為をしようとするドライバーと、これが中国の現実だ。

絲綢之路14 ウルムチその5

2011-11-23 00:27:17 | 旅行

唐代女人陶傭(ウルムチ市新疆ウイグル自治区博物館)
還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その129

2011年11月3日(木)
ウルムチは寒い。
一週間前に降った雪が日陰に残って居る。

ウルムチに着いた日から、切符探しに走り回っているが、未だ手に出来ないでいる。
中原へ行くチケットが取れず苦労している。
火車、汽車、航空機何れも取れない。
如何したらいいんだろう。
民工(出稼ぎ農民)の大移動時期らしい。
毎日数万の人口が都会へと流れていく。
新疆には人が居なくなるのではないかとさえ思われる。

寒い、静かな夕暮れ時だ。
もう零下にまで下がっているかもしれない。
風は本当に身を切る。

喜太郎のシルクロードを聞いている。
シルクロードと呼ばれるこの地で聞くには余りにも違いすぎる。
曲はイメージのシルクロードであり、現実のシルクロードと呼ばれる地方には似合わない。
現実は、もっと埃っぽくカサカサしている。
曲のような爽やかな雰囲気は何処にも無い。
初冬のこの季節は特にそう感じるのだろうか。

絲綢之路13 ホータン滞在一時間

2011-11-22 01:16:24 | 旅行

深夜の油井(新疆ウイグル自治区タクラマカン砂漠)

還暦背包族(bei bao zu)放浪記 その128

2011年10月31日(月)481
列車は定刻の20時00分にホータン駅に着いた。
小学校の先生が和田長途汽車站まで連れて行ってくれる。

ホータンの用事はホータン河の河原の石ころを拾うだけだ。
ホータン玉を拾おうと思ったら、途方も無い入場料を取られるらしい。
それに、ホータンの公安は真面目に仕事をしているらしく、外国人は本来の賓館にしか泊まれないと言う。
最低でも三ツ星、一泊100~200元はする。

汽車站のたった一つ開いている窓口で、明日のバスの切符を購入しようとする。
和田から出ているであろう行き先を告げる。
トルファン、クチャ、コルラ、ウルムチと立て続けに言うが、全て「没有」だ。
仕方が無い明後日の切符を頼む。
ああ、二泊か、仕方あるまい。
何、「没有」
そんな馬鹿な、二日も先のバスの切符が無いなんって、
そして、窓口のおばちゃんは、待合室のほうを指差して最終便と言っているようだ。
今日の最終便に一つだけ空きが有ると言う。
行き先はウルムチで、21時発車だと言う。
時計は20時40分を示している。

小学校の先生が再度、窓口のおばちゃんと話してくれる。
そして小生にこう言った。
「イッツ ベター」
それで決めてしまった。
ウルムチ行き寝台バス下段、1512km 19時間 311.5元也。

先生は、荷物の中から、大きなパン二個、ゆで卵4個、大きな粒の葡萄一房、ビスケット様なもの五六枚をビニール袋に入れて持たせてくれる。
車中の食事用にだ。
寮に帰ってから食べる自分の分なのだ。
礼やら何やらしていると、時間だから早くしろとバス乗務員が急かす。
慌てて、メモを取り出して名前とメールアドレスを書いて貰う。

待合室の入口まで送ってくれた。
そしてサッと振り返り一度も振り返らず、ホータンの街の闇に消えていった。

バスは定刻の21時に発車した。
たった一時間滞在のホータンだ。
後ろ髪を引かれるホータンの別れだ。