やや暑いという感じの日が二三日続いています。仕事をすると汗。何もしていないと丁度
快適と言う感じです。
音も無く時が過ぎていきます。脇の道は車も通らず、近所はひっそり。人の出入りが
ありません。平日ですから、仕事や学校に行っているのでしょう。
子供も大きくなると、家の外で時を過ごすというようなことはほとんど無いですね。
一斉にそろって大きくなりますから、「あんなに外で元気にあそんでいたのに」と
言う時代はとっくに過ぎてしまいました。
我が家も同じです。
少ししつこいですが、キビを収穫し終わったので画像を連続して出します。
まず、穂だけ切り取って集めてきます。そして、ゴザの上でこのように数日干して
乾かします。乾かすと穂から実が離れやすくなります。
実は、このようにまだくっ付いていますが、手で揉んだり軽く叩くと離れ易くなります。
強制的には穂から離さず、乾いて自然に落ちたもののみ集め、穂は晴れればほとんど
毎日干します。
中心のあたりは、殻をかぶった実がとれています。殻も干すと実から離れやすく
なりますので、自然の風、或いはフッと吹いたり、団扇で軽く扇いでで飛ばします。
とまあ、そういう感じで殻のない実にして、順次食べたり保存して来年の種にしたり
します。特別な特徴の強い味はしませんので、存在感は弱く食べるのを忘れがちです。
忘れたら、来年畑に蒔けば良いと言うことになります。
紫苑(シオン)
とても地味な作物です。それなのに、毎年作って手間をかけて収穫しているのに、食べ
尽くすことはありません。が、こういう作業は農家の手作業で収穫する原点のような
感じがします。
本来は、収穫はもっと大量であり、手間も大変なのでしょうが、農家のまねごとをして
時間を費やすことになります。
これが無駄なことなのか、そうでもないのかは分かりませんが、無駄なことと思えば
殆どあらゆることが無駄な気がしますが、このような作業を一人で行うことにより、
茶の間では思わないようなさまざまな事を思ったりしながら作業するという面もあり
ますので、何らかの意味は確かにあると思います。
コスモスは大好きです。どちらかと言うと野生の花かなと思うのですが、そのままに
しておいたら、自然消滅してしまいそうな感じがして、どこか弱そうな雰囲気が
あります。そういう弱そうな雰囲気がまた良いのかも知れません。
茎自体はかなり強いですよね。倒れたりすると、地面に接したところからは根っこが
沢山でて、茎は上に曲がりながら伸びますね。その時に、花壇で育てるひ弱な花の
形相を脱し、大いに野性味が感じられます。弱そうで強い花です。