松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★なぜ自治基本条例をつくるのか(つくば市)

2012-01-19 | 2.講演会・研修会
 なぜ自治基本条例をつくるのか。つくば市の次長さんを対象に話をし、意見交換を行った。
 つくば市では、市民参加で自治基本条例をつくっている。現在、やや動きが停滞しているとのことで、改めて基本に戻って自治基本条例が必要なのかの基本の話をした。
 なぜ、いま自治の基本を考えるのか。それは、自治の目的である「住民の課題を解決して、暮らしを守っていく」という目的達成機能が弱っているからである。その理由は、私たちは、思いがけず豊かになったので、何でもお金で解決できる=役所がやってくれると思い込んでしまったことにある。そんなのは、日本の長い歴史から見れば、ほんのいっときであるのにである。
 自治基本条例は、私たちがかつて持っていた自分たちで解決するという自治力を取り戻す取り組みである。その取り組み方法は、条例づくりに限らずいくつもあるだろうが、それを条例をつくるという手法で取り組むのが自治基本条例である。
 自治基本条例の反対論もあり、いろいろな意見があっていいと思う。ただその場合は、どのように私たちの自治力を取り戻すのか、その道筋を示す必要がある。欠点ばかり言い立てて、対案を示さないということは、結局、無責任で、私たちの自治力を弱めるばかりである。
 話をした相手は次長さんである。横浜市にいた時には、万年課長で、次長にはなれなかった私とすると、上司筋にあたる人たちであるので、最初は少し緊張した。
 つくば新線は、どこの駅も建設ラッシュで、遅れてきたバブルが起こっている。ちなみに市役所の幹部職員は、地元の人が多く、みなお金持ちらしい。
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