松下啓一 自治・政策・まちづくり

【連絡先】seisakumatsu@gmail.com 又は seisaku_matsu@hotmail.com

☆熟議の市長選挙㉝経営ということ(三浦半島)

2017-08-11 | 1.研究活動

 山本さんの後援会から連絡が来て、準備会が始まりそうだ。

 この間、連名で正式文書をという穂積さんと、すでに伝わっているはずだという白井さんの間で、意見が分かれていたが、山本さんの後援会から、「お願いした正式文書をいただいていないが」というフレーズ付きで、準備会のメンバーを出すという連絡がきた。

 私は、正式文書などを待つなどという受け身ではなく、新城市の未来にかかわることなので、言われなくたって積極的に公開政策討論会に関わっていくべきであるし、もし疑問があったら、どうなっているのかとすぐに聞けばよいではないかと考えていたが、結果は、穂積さんの見込み通りの「正式文書が来ないから判断できないという」形式論の展開になった。

 こうなると見込んだ、穂積さんの見通しはさすがである。これは、ご本人の資質もあるのだろうが、行政の経営を担当してきて、さまざまな事態を想定して、きちんと目配せして、準備し、粘り強く交渉するという発想と行動が身についているためだろう。「こんな程度の迷走で、もう降りるだの、こんなことなら初めからネット討論1本にしておけばよかっただのと繰り言を言っていてどうするのですか」とも言っているが、本当に粘り強い。

 かつては、私も、それができたのかもしれないが、大学生活が長くなって、鈍くなってしまったようだ。形式論からは縁遠くなり、形式ではなく、物事の本質から考えていって、今、本当に必要なことは何かを考えるという習性になっているためだと思う。手続き論は二の次である。また市長職との違いであるが、市長さんは、愉快でない人とも、笑顔で対応しなければいけない時もあるが、私の場合は、愉快でない人とあえて付き合わなくても、なんとか暮らしていけるという点で、その分、私は粘りが弱くなってしまったのだと思う。

 実は、穂積さんと同じことを田村太一さんが、提案している。白井さんに対する提案で、次のように言っている。

 公開政策討論会に向けた一連のやりとりを公開していただきありがとうございます。選挙や候補者のあり方について考える機会をいただいています。
 さて、ここ数日、山本たくや後援会からの回答がないとのこと。なぜだろうと、一連のやりとりを改めて読み返しました。すると、8/3の記事の山本たくや後援会から白井さんへの返信メールの末尾に、「正式なご提案があり次第、臨時役員会を開きご回答します」との文面がありました。

 つまり、山本たくや後援会から回答がないのは、「正式な提案がないから」という理由も考えられます。

 その直後に白井さんはメールにて回答されており、それ自体が「正式な提案」だととらえることもできます。一方で、先方としてはそれは「正式な提案」と捉えていないと推測することもできるのではないでしょうか? 確かに「それは先延ばしのための言い訳」ととらえることもできます。ですが、ブログを拝見すると、すでに提案文はできているようなので、それを先方に送るのも打開策の1つではないでしょうか? 

 「なぜ、そこまでする必要があるのか」という議論も当然あります。ただ、現状を一歩進めるためには、しないよりはした方が良いのではないかと考えます。いかがでしょうか? Posted by 田村太一 at 2017年08月08日 16:54

 田村さんは、新城市で建設会社を営む社長さんでよく知っているが、こうした周到で地道な議論は、ご本人の資質もあると思うが、「経営」をやっているからだと思う。相手の立場を考え、疑義が生じたり曖昧にならないようにしたうえで、着実に一歩を進める努力をしていくということであるが、要するに、そうしないと会社の経営はできないということなのだろう。
 
 今回は、自省するよい機会となった。
 
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2017年08月10日 やっと、公開政策討論会の準備会が始まりそうです

 ともかく公開政策討論会の準備会の第一回打合せが決まりそうです。8月23日午後7時となるでしょう。山本氏の提案日時を基本に決めました。場所は今後の調整となります。第三者委員会(仮称)設置までには、まだしばらく時間が必要になるとは思います。

 準備会日程決定までのその後のメールのやり取りをお知らせします。

【8月9日午後1時31分連絡(穂積氏から白井へ】
白井倫啓様

 私が言っている「正式な提案」というのは、両名連署による文書提案を送ることです。準備協議のための、かような文書はまだ送付していません。山本氏側からは、配達証明は不要でメール添付でも構わない、と申し出があるのですから、1度はそれをやるべきだと言っているのです。
 これは山本氏側に振り回されるかどうかの問題ではなく、必要なステップです。これを行ない、それでもなお無回答が続くなら、直ちに2名による討論会協議に入りましょう。

穂積亮次

【8月9日午後6時18分連絡(白井から穂積氏へ)】
穂積 亮次様

 なぜ、正式な提案が必要かがわかりません。何回も言いますが、山本氏と、あなたと僕は対等平等の立場です。なぜ、山本氏だけにあとの二人が提案をしなければならないのでしょうか?それをやり出せば、同じことをこれからも求められます。だから、こちら側が、回答日時を決め、それ以降は、僕の提案通り進めてもらえればいいだけです。この議論を繰り返すことで、2、3日が過ぎています。

 早く、回答期限を決め、山本たくや後援会にメール連絡しましょう。これまでのあなたと僕のメールやり取りは、山本氏はおそらく見ているはずです。それでもなお回答をしてくれないのです。これだけ不誠実な態度を許してしまえば、例え正式な提案をしても、これまで同様な対応が繰り返されるでしょう。そうしなければ、公開政策討論会が有名無実になります。いつまでも、後ろ向きな山本氏に振り回されます。

 何回も言いますが、山本氏をお客様扱いするのは筋違いです。参加したくなければ、それで良いじゃないですか?早く眼を覚ましてください。あなたがいくら言っても、僕は新たな提案を出すことに同意はしません。あなたが、どうしてもそこにこだわるのなら、あなたとの交渉もこれで終わりと考えてください。結局は、公開政策討論会が見せかけだったと考えるだけです。山本たくや後援会に、回答日時を示すだけです。今朝、たまたま山本氏の車が信号で止まっていたので、「回答が欲しい」と求 めたら、「伝えておく」とのことです。誰が当事者なのでしょうか?

【8月9日午後10時53分連絡(山本たくや後援会から穂積氏、白井へ)】
穂積市長様、白井市議様
お世話になります。
 さて、公開討論会関連の回答を請求されておりますことに、本日、後援会役員会にて協議しましたのでご回答させて頂きます。
(回答)
 本件の重要性から公式文書を求めておりましたが、未だ頂けませんことは残念です。しかし、山本本人から早く進めるようにと指示がありましたので、穂積市長のお考えもあるでしょうが、白井市議の下記メールを回答と判断し、不明な点を解決するためにも、とりあえず人を出すことと決しました。
 希望日:8月22日(火)、8月23日(水)、8月24日(木)、いずれも午後7時以降でお願いします。よろしくお取り計らいください。
山本たくや後援会

【8月9日午後11時52分連絡(穂積氏から白井へ)】
当方は、3人に日程確認をはじめています。そちらはいかがでしょう?

穂積亮次

【8月10日午前8時13分連絡(白井から山本たくや後援会殿へ)】
山本たくや後援会殿

 ご回答ありがとうございました。早速、調整に入ります。一点ご認識がおかしい点を指摘させていただきます。「本件の重要性から公式文書を求めておりましたが、未だ頂けませんことは残念です」という点ですが、以下(赤字)を振り返って頂きたいと思います。山本氏からの疑問にはお答えしてきました。この上で、なぜ公式文書が必要かがわかりません。もし、さらに疑問があれば、なぜ、たびたびのメール確認に返信いただけなかったのか疑問が残ります。何回も、準備会会議の日程確認まで連絡させていただいていたのにです。

 結局、準備会の打合せが1ヵ月延びました。今後、誠実に対応して頂くようにお願いします。このままでは、公開政策討論会開催が、かなり先のことになることが心配されます。そこで提案ですが、既に提案させていただいておりますネット上の討論会を早急な 実施をご検討下さい。

【7月29日返信(山本氏から穂積氏、白井へ)】
穂積市長様 白井市議様

お世話になります。
 本、一連のメールについて、来週水曜日の後援会役員会に諮り決定し、その夜にメールで送らさせて頂きます。当方の意思決定は、毎週水曜日の役員会で行うことになっております。そのために、今までのメールでのご要望を整理して頂き、今までのように文書にて正式な申入れをお願いします。メールに文書添付でも結構です。

 今まで、配達証明郵便で申入書が届きましたので、次の申入書をお待ちしていましたが、既に穂積市長と白井市議で段取りが決まっているということでしょうか。また、正式申し入れの中に、今回のメンバー3名を出すこと云々のことについて、今日の庭野での会議の際に伺いましたが、実施委員会との関係は、実施委員会の設立のための準備作業を行うということでよろしいでしょうか教えて下さい。 

 さらに、「ネット上の質疑」についても、3候補だけか、広く市民を巻き込んで行うのかなど、詳細を教えて下さい。
 以上、よろしくお願いいたします。

 山本拓哉

追記。先回、文書でお示ししました。本行為が公選法違反にならないことの確約を頂きたい。

【7月30日返信(白井から山本氏へ)】
山本拓哉氏

 返信を頂きましたことはありがたいのですが、いささか残念な気持ちではあります。既に7月14付のあなたへの公開政策討論会への参加を求めた共同申し入れ書に、下記の点を明記し、あなたは合意しているのですが。疑問があればその都度連絡頂いていればと思います。

【1.参加する候補(予定)者全員が同意できるメンバー(個人もしくは団体)による「政策討論会実施委員会(仮称)」を設置する。この委員会は、政策討論会に賛同する候補(予定)者の合意が成立次第スタートするものとし、その設置後に立候補表明した候補(予定)者は、委員会の取り決め事項等を最大限に尊重して政策討論会に加わることができる。
2.開催要領、運営方法について、この委員会で企画・協議し、取り決める。候補(予定)者は、その取り決めに従う。
3.告示後の合同演説会開催も検討対象とする】

さらに、あなたには7月25日のメールで、下記を連絡しております。

【回答受け取りました。新城郵便局へ取りに行き、無事入手しました。公開政策討論会の参加確認しました。早速、公開政策討論会の進行方法の打合せに入っていきます。穂積氏とは、予定候補者がそれぞれ3人の準備委員を提案し、準備員により第三者委員会を立ち上げるための打合せを行うことで了解し合いました。山本君からも3人の準備委員を選定して下さい。添付の日程で、それぞれの方たちの日程を確認したいと思います。予定候補者3人と、計9人の準備員で第一回の打合せを持ちたいと考えています。準備委員の選出と日程確認をお願いします。できるだけ早い返答をお願いします】

 さらに、あなたに度々メールにて連絡をさせて頂きましたが、なかなかあなたからの返信が届かないため、確実に会える場所だと考え、7月29日の産廃の学習会(主催:子どもと環境を守るママの会、庭野公民館に於)に出かけ、直接あなたと話し、今回のメールで疑問として出されたことを、あなたは了解したものと考えていました。

「実施委員会の設立のための準備作業を行うということでよろしいでしょうか」との問いは、以上を振り返って頂ければ、お分かりだと思いますが、その通りです。「ネット上の質疑」についても、7月27日にメールであなたと穂積氏に下記を提案しています。

【それで提案ですが、公開政策討論会までに公開討論会をネット上で行い、各人の主張の違いを明確にしてはどうでしょうか?まずは、方法はお互いが、それぞれに公開質問を行い、それに答えるという形を提案します。公開質問、 それへの回答は各自が自分のブログ上で公開することにすれば、簡単に市民に情報提供ができます。第三者委員会設置までに、繰り返していれば、市民の期待が高まるとともに、争点も明らかになるでしょう。ネット上で明らかにされた争点をベースに、公開政策討論会が始まればより多くの市民により分かりやすくなると考えます。

 各予定候補者への質問は、お互いのブログ等を確認すれば、容易に用意できると考えられます。僕のお二人への最初の公開質問は、以前に公開したものと考えて頂きたいと思います。それを添付します。「市民の中で市政運営をめぐる政策論争をはば広く展開し、有権者が参政権を有効に行使いただけるように努めることは、立候補(予定)者の責務であります」と穂積氏は最初の公開質問状に回答されています。もっともな主張です。この主張の思いに基づき山本氏に、僕と穂積氏が公開政策討論会参加を求める共同提案を行いました。既に、3者がその公開政策討論会への参加を合意しています。

 上記の提案が実現できれば、慎重に時間をかけて、第三者委員会設置を検討して頂いても、設置までの時間を有効に使うことができます。ネット上の討論会は、公開政策討論会をより踏み込んだものにできると考えます。市民の期待に応えるためにも、是非、前向きにご検討下さい 。できるだけ早いご回答をお願いいたします】

「本行為が公選法違反にならないことの確約を頂きたい」との問いですが、確約をするまでもなく、公選法違反を公の場で行うことはできません。お互いが公選法違反とならないように十分配慮するということで了解し合わなければなりません。

 7月29日の産廃学習会の場所での打ち合わせでは、「準備会の打合せは始めてもらっても構わない」との返事をもらっていますが、このことはよろしいですね。そうしませんと、いつまでも準備会さえ開催できません。その後に、あなたからの提案される3人の方の参加はいつからでも可能ということで了解お願いします。

 以上ですが、7月30日中には、了解の有無について返信をお願いします。忙しい時間を過ごしていることと思いますが、予定候補者として市民への情報提供は最大に重要なことだと認識され、少しでも早い公開政策討論会開催のために、ご協力お願いします。今後は原則メールでやり取りをお願いします。メールのやり取りは、市民に開かれた公開政策討論会の実現のために、公開させてもらいます。


【8月10日午前10時41分返信(穂積氏から山本たくや後援会殿へ)】
山本たくや後援会 御中

 日ごろご活躍の様子何よりに存じ上げます。さて、私ならびに白井倫啓氏に宛てられました下記メール、たしかに受け取りました。私の意向も白井氏と大きな違いはありませんので、貴会のご理解の通りで結構です。
協議日時の提案を受けましたので、早速メンバー間で確認をとりましたところ、私どもの希望としては、8月23日を第一候補、8月22日を第二候補、とさせていただきます。8月24日はあいにく対応できそうもありません。
 なお本メールは白井氏にもCC扱いで送らせていただきます。よろしくご検討ください。

穂積亮次

【8月10日午後8時44分返信(白井から山本たくや後援会殿、穂積氏(CC)へ)】
山本たくや後援会殿
 
 日程調節の件です。穂積氏側の日程を考え、8月23日での開催をお願いいたします。打ち合わせ場所について、ご指定があればご指示ください。早急なご返答をお待ちしております。
 以上、よろしくお願い致します。

【8月10日午後9時8分返信(白井から山本たくや後援会殿、穂積氏へ)】
穂積 亮次 様
山本たくや後援会 殿

 長かった公開政策討論会の準備会の打合せ第一回日程が合意できる状況になりました。しかし、打合せが始まっても、おそらく第三者委員会(仮称)設置までには、しばらく時間が必要だと考えています。市民への情報提供時間が、当初想定よりかなり狭まってしまいました。この状況を改善するために、これまで僕が提案してきた「ネット上の公開討論」を実現させるべきだと考えます。公開政策討論会実現までの時間を有効に使い、3人の主張の違いを市民の前に明らかにできれば、より公開政策討論会の中身が具体的になるでしょう。市民の市政参加を大きく進めることになります。

 予定候補者3人で 合意(二人からでも開始)できるところから始めましょう。事は簡単です。お互いに質問を行い、質問に答えることを繰り返すだけです。その経過をお互いのブログで公開するだけです。早急に始めましょう。僕からの最初の質問内容は、既にお二人にお渡ししてあります。「ネット上の公開討論」に対するご返答を早急にお願いいたします。
 
 
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