松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇結婚40周年(三浦半島)

2017-10-22 | 5.同行二人

 人に言うことではないが、結婚40周年になった。

 連れ合いは、スマホでよく調べ物をするが、私のことを調べたことがない。このブログも読んだことがない。なぜならば連れ合いのことを書いても、一度も、突っ込まれたことがないからである。もし読んでいたら、書くのはやめてくださいというのは間違いないからである。ただ、今は読まないかもしれないが、もし私が先に死んだら、きっと読むだろう。まったく私的なことで、これをブログに書くべきかは躊躇するが、記録するところがないので、ここに書いている(ほかの人にとっては、地方自治の勉強にも役に立たず、よその夫婦のことで、別に読みたくもないだろうから、その場合は、このページはパスしてほしい)。

 40年は、実にあっという間である。付き合い始めたころのことを思い出すと、ついこの前のことのようである。大学を出て、私は行く道を見失い、本と旅の暮らしをしていたが、そこで、結婚しようということになり、仕事がなければいけないので、横浜市に入った(当時はどこも新卒しか採用しなかった。既卒で採用するのは公務員くらいだった)。そのときは、今のような仕事をするなんて、考えてもいなかった。給料は10万円くらいだっただろうか。給料の安さに、お互い何の不満もなく、初任給で自転車を2台買い、自転車であちこちに出かけた。

 同じ年なので、連れ合いにとって、私は主人ではなく、松下君なのだろう。だからすぐ対抗する。それがときには、小さな感情の行き違いの原因となる。ただ、そこは長い付き合いなので、お互いが、すぐに修正して、いつまでも後に引くことがなくなった。大人の知恵なのだろう。共通の趣味は旅で、だから仕事にも、一緒に出掛け、私が話をしている間、先に旅館に行って温泉に入って待っている。考えてみると、一緒に行ったことがないという都道府県は、あとは愛媛県だけである(私は個人的には行ったことがあるが)。一番豪華な旅は、ザルツブルグ音楽祭で、ロングドレスを着て、世界のお金持ちに交じって、妙に堂々としている連れ合いに感心したことを覚えている。

 最近では、昔旅した思い出の場所を再度訪ねる機会が増えた。洒水の滝は、ここで連れ合いが蜂に刺されたが、この前、30数年ぶりに洒水の滝に行ったが、もう滝下まで行かれなくなっていて、その場所がわからなかった。霧ヶ峰で写真を撮ったが、この前、その場所を探しに行ったが、結局、わからなかった。風景も時がたてばやはり変わる。

 今回の結婚記念日は節目なので、下呂温泉に行こうと思い、いつも中庸を行く我が家であるが、今回は記念日なので、思い切って値段が張る旅館を予約した。しかし、慣れないことなするものではなく、結局、台風でキャンセルとなった。今週末は、仕事で那須に行くが、結局、それが記念日旅行になって、仕事に一緒に出掛けて、ついで一緒に温泉に行くという、いかにも我が家らしい記念日となりそうである。

 次の10年後も、今日のような結婚記念日でありたいと思う。

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