時間が取れたので、湯河原へ行こうということになった。
箱根、伊豆は温泉の宝庫であるが、お湯は何といっても湯河原が一番である。質もそうだが、量も多く、お湯が余って、川に流しているそうだ。いつもは大船経由で行くが、今回は、いったん横浜に出て、そばを食べて、各駅停車で湯河原まで行っくことにした。
駅前から乗ったタクシーの運転手さんによると、湯河原でも、一泊4~5万の高級旅館と1万円以下の旅館に、お客さんが二分化しているとのこと。これは全国的に聞く話であるが、湯河原でも同じ傾向らしい(我が家は、ここでも中庸を行くことになった)。
泊まった宿は、5室だけというこじんまりとした旅館で、その分、細かなところにも、気を配った宿であった。食事もとてもよかった。とりわけ、女将が、目を合わせるのが照れるくらいの美人女将で、本当に・・・、まったく・・・であった。
宿で、テレビを見ることはほとんどないが、今回は、民主党の代表選挙。温泉宿でテレビを見ることになった。
熟議民主主義を標榜する「市民派」の菅さんのほうが、地域や住民の視点が弱く、権力の権化のように喧伝される小沢さんのほうが、地域を基本に、日本を組み立てなおそうというは面白い。縦割りの補助金を一括で渡せば、7割の費用で足りるという小沢さんの主張は、まだまだアイデアのレベルであるが、これまでの発想を改め、本気になって知恵を絞れば、ずいぶんと工夫ができるだろう。予算を減らされたら、地方自治ができないという首長に対して、小沢さんは、「何のために、首長になろうとしたのか」と怒っていたが、私も同感である。
小沢さんの主張のキーワードは、「知恵」なのだろう。確かに困れば、本当に思わぬ知恵が出る。これはこれまでの仕事で何度も体験してきた。実際、日本は人材しか資源がない国だから、人の知恵で勝負するしかないであろう。そうした努力をすれば、世界から一目おかれる国になるだろう。そして、地域において、みんなの知恵が出るようにリードするのが、自治経営の本質である。この知恵出しをリードするのは、首長はもちろんであるが、議員さんの役割でもある。地方自治法では、議員さんは監視役に位置づけられているが、それは地方分権以前の話である。地方自治法が時代に取り残されているので、そんなところに止まっていると、本当に市民から愛想がつかされてしまうことになる。議員が知恵を出すルールを定めるのが、自治基本条例で、それをさらに具体化したの議会基本条例であるが、いずれについても、まだまだ不十分で、昭和26年制定の地方自治法の枠にとどまっているのは残念だと思う。
箱根、伊豆は温泉の宝庫であるが、お湯は何といっても湯河原が一番である。質もそうだが、量も多く、お湯が余って、川に流しているそうだ。いつもは大船経由で行くが、今回は、いったん横浜に出て、そばを食べて、各駅停車で湯河原まで行っくことにした。
駅前から乗ったタクシーの運転手さんによると、湯河原でも、一泊4~5万の高級旅館と1万円以下の旅館に、お客さんが二分化しているとのこと。これは全国的に聞く話であるが、湯河原でも同じ傾向らしい(我が家は、ここでも中庸を行くことになった)。
泊まった宿は、5室だけというこじんまりとした旅館で、その分、細かなところにも、気を配った宿であった。食事もとてもよかった。とりわけ、女将が、目を合わせるのが照れるくらいの美人女将で、本当に・・・、まったく・・・であった。
宿で、テレビを見ることはほとんどないが、今回は、民主党の代表選挙。温泉宿でテレビを見ることになった。
熟議民主主義を標榜する「市民派」の菅さんのほうが、地域や住民の視点が弱く、権力の権化のように喧伝される小沢さんのほうが、地域を基本に、日本を組み立てなおそうというは面白い。縦割りの補助金を一括で渡せば、7割の費用で足りるという小沢さんの主張は、まだまだアイデアのレベルであるが、これまでの発想を改め、本気になって知恵を絞れば、ずいぶんと工夫ができるだろう。予算を減らされたら、地方自治ができないという首長に対して、小沢さんは、「何のために、首長になろうとしたのか」と怒っていたが、私も同感である。
小沢さんの主張のキーワードは、「知恵」なのだろう。確かに困れば、本当に思わぬ知恵が出る。これはこれまでの仕事で何度も体験してきた。実際、日本は人材しか資源がない国だから、人の知恵で勝負するしかないであろう。そうした努力をすれば、世界から一目おかれる国になるだろう。そして、地域において、みんなの知恵が出るようにリードするのが、自治経営の本質である。この知恵出しをリードするのは、首長はもちろんであるが、議員さんの役割でもある。地方自治法では、議員さんは監視役に位置づけられているが、それは地方分権以前の話である。地方自治法が時代に取り残されているので、そんなところに止まっていると、本当に市民から愛想がつかされてしまうことになる。議員が知恵を出すルールを定めるのが、自治基本条例で、それをさらに具体化したの議会基本条例であるが、いずれについても、まだまだ不十分で、昭和26年制定の地方自治法の枠にとどまっているのは残念だと思う。