![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a2/e92170808798594f40aa47c97ef73bb9.jpg)
ゼミ合宿で箱根に行った。テーマは議会基本条例である。学生たちと共同で行っている調査結果を発表してもらいながら、議会基本条例の意義を考えた。
調査結果の詳細はいずれまとまるが、ここでは特に感じたことを紹介しよう。
もっとも大事なことは、議会基本条例をなぜ作るのかである。議会・議員をめぐる最大の問題は、市民の思いとの議員の活動とのギャップである。もう少し言うと、市民の不信である。議会基本条例を作ることになった背景のひとつに、市民からの定数削減、報酬減額の要求があるが、要するに、市民から見て、議員はそれに見合った仕事をしていないということであるので、議会基本条例を作って、このギャップ(不信)を埋めよう(解消しよう)というが、この条例作りのねらいのひとつである。
ならば、つくる段階から、この条例を使えばよいというのが私の意見である。調査結果を見ると、ほとんどの議会で、もったいない作り方をしている。多くは市民抜きで(市民と十分な議論をせずに)、議会だけで、この条例を作っているのである。
無論、議会側の心配も分かる。市民が冷静で足が地に着いた議論ができるのか。議会の言い分も聞かずに、声高に批判に始終するのではないか。あるいは、要望・陳情の場になってしまうのではないか・・・。そういう懸念もあるが、ここは議会側も市民側も、乗り越えないと、先には進めないだろう。
そのためには、地に足が着いた議論、意見交換をするための仕組みや技術が必要になるが、それは少し練習すれば体得できる。あわてずに、まずそこをやってみて、本格的な条例作りに入ったらよいであろう。ともかく、せっかくのチャンスをもったいないというのが、議会基本条例の作り方をみた率直な感想である。
議会基本条例と言えば、まず栗山町で、次いで伊賀市、会津若松市と続くが、調査では、熊本県の御前町というところでも、面白いことをやっているようだ。少し遠いが、一度調査に行ってみようと思う。
合宿の場所は、桃源台の近くのホテル(といっても1泊8200円)。ただ、お風呂は広く、ゆっくりと露天風呂に入ることができた。一日、根をつめた翌日は、芦ノ湖の海賊船やロープウエー、ケーブルカーに乗った。お箸が転んでも、おかしい年頃の女子学生11名であるので、いつも賑やかに小旅行となった。
私は、夜、小田原で自治基本条例の最終会議があるために、学生たちと別れて、小田原で途中下車。第28回目(1年間で)になり、難しい会議となったが、最後は暖かな拍手で終わる会議となった。いい仕事ができたと思う。
調査結果の詳細はいずれまとまるが、ここでは特に感じたことを紹介しよう。
もっとも大事なことは、議会基本条例をなぜ作るのかである。議会・議員をめぐる最大の問題は、市民の思いとの議員の活動とのギャップである。もう少し言うと、市民の不信である。議会基本条例を作ることになった背景のひとつに、市民からの定数削減、報酬減額の要求があるが、要するに、市民から見て、議員はそれに見合った仕事をしていないということであるので、議会基本条例を作って、このギャップ(不信)を埋めよう(解消しよう)というが、この条例作りのねらいのひとつである。
ならば、つくる段階から、この条例を使えばよいというのが私の意見である。調査結果を見ると、ほとんどの議会で、もったいない作り方をしている。多くは市民抜きで(市民と十分な議論をせずに)、議会だけで、この条例を作っているのである。
無論、議会側の心配も分かる。市民が冷静で足が地に着いた議論ができるのか。議会の言い分も聞かずに、声高に批判に始終するのではないか。あるいは、要望・陳情の場になってしまうのではないか・・・。そういう懸念もあるが、ここは議会側も市民側も、乗り越えないと、先には進めないだろう。
そのためには、地に足が着いた議論、意見交換をするための仕組みや技術が必要になるが、それは少し練習すれば体得できる。あわてずに、まずそこをやってみて、本格的な条例作りに入ったらよいであろう。ともかく、せっかくのチャンスをもったいないというのが、議会基本条例の作り方をみた率直な感想である。
議会基本条例と言えば、まず栗山町で、次いで伊賀市、会津若松市と続くが、調査では、熊本県の御前町というところでも、面白いことをやっているようだ。少し遠いが、一度調査に行ってみようと思う。
合宿の場所は、桃源台の近くのホテル(といっても1泊8200円)。ただ、お風呂は広く、ゆっくりと露天風呂に入ることができた。一日、根をつめた翌日は、芦ノ湖の海賊船やロープウエー、ケーブルカーに乗った。お箸が転んでも、おかしい年頃の女子学生11名であるので、いつも賑やかに小旅行となった。
私は、夜、小田原で自治基本条例の最終会議があるために、学生たちと別れて、小田原で途中下車。第28回目(1年間で)になり、難しい会議となったが、最後は暖かな拍手で終わる会議となった。いい仕事ができたと思う。