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松下啓一 自治・政策・まちづくり

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◇結婚式(みなとみらい)

2016-11-13 | 5.同行二人

 二男の結婚式があった。二男らしい楽しい暖かな式だった。最後に、私があいさつをしたが、若い二人に、はなむけの言葉を2つ贈った。

 一つは、私が、高校生のころから、ずっと大事にしている言葉の「邂逅」である。

 邂逅はめぐり合いという意味であるが、亀井勝一郎は、本のなかで次のように書いている。邂逅は、めぐり合いであるが、それは、めぐり合いたいという気持ちがあるからこそ、めぐり合えるのである。私たちの周りには、たくさんのめぐり合いの機会が通り過ぎているが、その中で、めぐり合ったのは、めぐり合いたいという思いがあったからである。それゆえ、その邂逅を大事にしてほしい。

 長い人生の人生の中では、めぐり合うべきしてめぐり合ったということを忘れてしまいがちになるときもあるが、この原点を忘れないでほしい。

 もう一つは、憲法の憲法24条である。憲法24条は、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」と書かれているが、ここで大事なのは、夫婦が同等の権利を有しているという規定である

 同等ということは、相手を尊重するということであるし、それには、お互いが自らを律し、きちんと責任を果たすことが前提である。そこから、他者への配慮や信頼関係が生まれてくる。夫婦とは、こうした同等の関係をつくっていくことである。

 他方、憲法にわざわざ書いてあるということは、そう簡単に実現できないということでもある。それを乗り越えるには、不断の努力が必要で、難しいけれど、お互いが相手を思いやり、不断の努力を重ねていく、そんな夫婦をめざして努力してほしい。大要、そんな話をした。

 式が終わり、二人で、みなとみらいの夜景を見た。

 

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