松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★政策法務の基礎(相模原市)

2016-11-12 | 2.講演会・研修会

 相模原市総務局主催の政策法務研修会である。各部局にわたり、20名ほどの職員が参加した。

 政策法務の研修は、2日間にわたるものが多いが、これは1日である。1日で、要所を伝えるというのは、意外と難しい。あれも伝えたい、これも伝えたいと考えると、阪急交通社のバス旅のように、一応、名所や旧跡にはいくが、少ない滞在時間で、印象が薄いものになる。他方、一つを深くやると、ここも話すべきだったと、後悔が残る研修となる。

 どのように条例をつくっていくのかについては、ルールが定まっていない。何度か条例づくりをやれば、自然に体得できるが、それを記述するのが面倒で、そのノウハウを共有するのが、容易ではない。条例制定経験者が集まって、研究会つくり、それを記述すれば、みんなで共有することができるが、この研究会の設立や運営の部分が、厄介である。条例のつくり方については、『政策条例のつくり方』に書いたが、もっと詳細なものをつくるには、英知の結集が必要なのだろう。

 私の研修のメインは、徳島市公安条例判決の応用である。判決の区分を覚えただけでは、政策法務とは言えない。条例づくりの場面で思い出し、使ってみて意味がある。その点は、十分に伝えられたと思うので、良しとしよう。今回の研修は、余談をほとんど話さない研修となった。

 

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