松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆行政評価委員会(白岡市)

2019-06-19 | 励ます行政評価

 今年度の行政評価委員会がスタートした。


 最初に、昨年度の提言とそれに対する行政側の決定事項の確認を行った。初めに、私から、委員会と行政の関係について、話をした。時々、誤解する人がいるからである。


 行政評価に対して責任をもって対応するのは行政で、最終決定権(責任)は行政にある。委員会は、責任を負えないので、決定権はない。だから、委員会の提案と行政側の決定とは、違ってくる場合があるのは当たり前である。


 だから、今回の金融庁の提言のように、政府の考え方と違うから、提言を政府が「受け取らない」ということはありえない。受けとって、政府の方針と違えば、これこれこういうわけで、政府の方針とは違うと言えばいいだけである。市役所の方針と違うから受け取らないというのでは、市役所と別に委員会を設ける理由がなくなってしまう。


 ここで受け狙いで、今回は「私たちの提言を受け取ってもらって」と冗談を言ったが、滑ってしまった。「ここは笑うところです」といって、ようやく、持ち直した。


 今回も委員のみんなが、自由に発言し、いい雰囲気の委員会となった。案外、私は、委員会運営が得意なのかと、自分で自分をほめそうになったが、私一人の力というよりも、やはりチームワークだと思う。


 今回は、事務局に宿題を出した。結構難しいが、これができたら、総務大臣賞ものだろう。


 市民委員さんは、この委員会活動を「楽しい」と感じているのではないかと、ひそかに推測している。


 いい年をした大人が、市役所や市長に、何か欠点がないか、おかしなところがないかを一生懸命捜すという姿は、みじめである。大人に期待されているのは、これまでの経験を踏まえ、良いところを発見し、伸ばしてあげることである。第一、「人のいいところを見ろ」と、親から教わってきたし、子どもたちのそう教えてきたのではないか。


 行政評価委員会の時間も、そうした時間になっている。

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