松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆行政評価委員会・政策提案委員会へ発展させたらどうだろう(白岡市)

2021-12-17 | 励ます行政評価
 行政評価委員会も5年目になり、節目に来たようだ。すでに16テーマをやってきて、めぼしいところは、かなりやったように思う。次、どうするか、話し合いになった。

 特に、深くは考えていなかったが、いい機会なので、考えてみた。

 この委員会の検討経過は、
 ・どこが悪いという評価というよりも、その悪い点をこのように改善したらよいという提案が中心となっている(政策提案型)。
 ・個別事業の評価というよりも、個別事業を通して、他の関連事業にも波及させるという観点で、取り組んできた。ただ、問題は、他の関連事業にも波及させるといっても、どうするのか、その道筋が見えていなかった。
 
 そこで、次の段階は、これらの取り組みをベースに、さらに発展させ、新たな政策提案(+進行管理(後押し))に純化してみたらどうかというのが、私の案である。
・テーマは、横断的なもので、白岡市にとって取り組む必要があるものとする
・テーマの選定は、委員会と事務局とで、決めるとよい。
・テーマは、年度、1つでよいだろう。

 たとえば、「委員会の公募市民」のようなテーマである。白岡市には、30くらいの市民枠がある委員会があるようだ。どの委員会も、なり手不足で困っている。だから、このテーマは、横断的な課題といえる。

 進め方は、こんなイメージである。
 〇目標水準を定める
  このテーマでは、「多くの市民が参加(応募)して、市民の意見が反映した闊達な議論が行われている」

 〇現状調査 
  市民枠がある委員会を持っている事務担当課に対する調査である。
  ・「多くの市民の応募する」という課題では
    現状、課題、理由、応募を増やすアイディア等をアンケートする。

  ・「闊達な議論が行われる」という課題では
    現状、課題、理由、そのためのアイディア、工夫

 〇対応策 
  これらを調べたうえで、委員会で議論する

 〇提言
  そして提言するということになる。
   提言内容は、「市民公募委員マニュアル」のようなものがイメージされる。

 この委員会では、委員全員が、自分の意見を書いて出すというやり方を取っている。それを横並びにして、委員会の前に各委員に送る。各委員は、他の意見等を踏まえて、委員会当日、意見を述べるという段取りである。事前に、他の意見を見ているから、すでに、その段階で、議論は、かなり絞られている。だから、委員会当日は、焦点が絞られた議論ができるのだと思う。
 これが「闊達な議論が行われる」基盤になっている。

 なお、この日は、総合振興計画の委員会も開かれた。ダブルヘッダーだった。
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