防衛大学吹奏楽部の定期演奏会に出かけた。
カフェでお昼を食べて、文化会館にいった。
第一部は制服を着ての演奏で、普通の演奏会とは違って、防大生らしくきびきびした動きで、気持ちがよい。他方、第3部はТシャツに着替えての演奏で、こちらは普通の若者らしく楽しそうに演奏していた。これはこれで若者らしく気持ちがよい。
途中、学生の紹介があって、公共政策学科だれだれと紹介していて、初めて、防大にもそういう学科があることを知った。調べてみると、人文・社会学科専攻と理工学科専攻に分かれていて、別の戦争技術を教えているわけではないことを初めて知った。
人文社会には、公共政策の他には、人間文化と国際関係があって、普通の文系大学と同じのようだ。公共政策学科には、行政法や政策過程論などがあり、これも普通の文系大学と同じである。さすが、地域コミュニティやまちづくりのような科目はないようだ。
吹奏楽部のメンバーは、別に軍楽隊になる訳ではなく、普通に、陸海空の自衛隊員になるようで、こうした基礎的な素養をベースに、実際に自衛隊に入ってから、軍事的な学びをするのだろう。その意味で、まずは、民主主義の基本を大学時代に学ぶという構成になっていることに初めて気がついた。
若い人が元気でやっているのは見ていて気持ちがいい。こうした若者が戦争で、傷つけられ、人を傷つけることがないように、政治の踏ん張りをあらためて期待した時間となった。