松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆「幸福度ランキング」を読む①

2020-12-17 | 1.研究活動
 「幸福度ランキング」を読み始めた。正確には、「都道府県幸福度ランキング」(日本総合研究所・東洋経済新報社)である。ただし2020年版は、政令指定都市もランキングされている。

 日本総研の今井さんが、送ってくれた。講演会がなくなって暇にしているのが、わかったのだろうか。「感想を」と言われているので、丁寧に読み始めた。

 いろいろなランキングがある。最近では、シビックプライドについてのランキングを調べてみた。これについては、すでに書いたように、ランキングの狙いが、ややあからさまで、自治体の評価に使うには注意を要する。

 それに対して、この日本総研の「幸福度ランキング」は、志が高い。

 まず、幸福とは何かであるが、次のように書いている。「その社会に暮らす個人がそれぞれの私生活主義的な豊かさによる幸福を超えて、利他や地域との一体感を共有でき、その中で自己の存在意義を認めていける」。これが幸福と考えていることである。

 幸福と言うと、美味しいものを食べた、競馬で大当たりしたなど利己で考えてしまうが、利他という点が志が高い。地域との一体感も幸福の要素である。何か、嬉しくなってくる。

 要するに、これは民主主義である。民主主義とは、市民一人ひとりの自律性と、共同体のことがらを我がことのように思う社会性が要素であるが、そうした思いになれることが、幸福ということである。個々の指標が、この理念を体現しているのか、これから先を読みこんでいく中で明らかになっていくだろう。

 ランキングは、正直、まえつばという思いで、読み始めたが、この「幸福度ランキング」は、ネーミングのお手軽さに比べて、なかなか骨太そうだ。
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