松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆浅く議論するとき、深く議論するとき

2021-03-13 | はじめての条例づくり
 時期によって、議論の深さを変える必要がある。

 新城市の条例づくりの会議があったが、首都圏は、まだ緊急事態宣言中なので、私だけリモートでの参加となった。その分、発言のタイミングが難しく、ちょっと失敗した。

 まずは、目的をしっかり決めるのが、必要であるが、最初に議論するのは、要するに、どんなことを目指すのか、要点を押さえれば良い。キーワードで、こことここが目的と言った感じの浅堀りの議論で良い。あくまでも目標・目的の共有が狙いだからである。

 しかし、今回は、諸処の事情で、文言・表現の話になってしまった。深堀りの議論であるが、せっかく、皆、自分なりに、勉強してきたので、その前向きさを尊重することが大事だと考え、チャチャを入れなかった。キラリと光る表現や、忘れがちな大事な視点についての発言もあり、次に活かせる素材もでたが、その分、時間を大幅に採ってしまった。

 全体をやって、また目的に戻って、再度、議論することになるが、今度は、テニヲハも含めて、深堀りの議論をすることになる。

 定義は、後で議論したほうがいい条文である。全体の条文が決まって、その中で、曖昧な言葉や、キーワードなので定義しておいたほうがいい。そうした文言が浮き上がってきてから、手を付けたほうがいいので、最初は、こんなのが候補であると行った程度の超浅堀りの議論でいいだろう。

 これもうまく、伝わっておらず、少し議論になったが、おそらく定義に上がってくる用語なので、ムダではなかったろう。もう少し先に行ってから、再度、定義は、考えていくことになる。

 関係者の役割は、最初から議論するものである。まず条例で規定する必要がある関係者は誰なのかを考え、二段目で、それぞれの役割を考える。ここも、最初の議論は、仮押さえくらいのつもりで、全体の条文が決まった段階で、再度、考えていく必要がある。

 以上のように、今回のアドバイスは、ややタイミングが悪いものとなったが、効率も大事であるが、皆が闊達に思いを述べ合うことも大事なので、良しとしよう。

 初回から、私は、ずっとリモートなので、メンバーの人達から見たら、私は、よそ者で気心が知れていない相手である。だから、私が話すと、遠慮しあってしまい、自由闊達な議論はできないだろう。そこで、できる限り、出しゃばらずにおこうと思っているが、出しゃばらず+よいタイミングは、なかなか難しい。リアル会議に、一人だけリモート参加するというのも、技術的にハンデキャップである。

 次回は、緊急事態も解除されているだろうから、現地に行かれるだろう。まずは、メンバーとして受け入れられるところからのスタートになるが、頑張ろう。
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