私の会議運営のスタイルは、どうなのか。たまたま、他の会議と比較してみた(会議の内容が違うので、厳密な比較ではない)。
1.発言者が区別できる会議は、さほど多くなく、たまたま見つけたものに、第51回千葉市都市計画審議会議事録があった。
この会議では、議事になって、会長、事務局、委員の発言回数は、合計40回あった。
内訳
会長 19回
事務局 10回
委員 11回
発言委員 5人(20人中)
ここから、この会議は、質疑応答型の委員会であることがわかる。
議事に入って、会長さんの発言は、19回あるが、実に興味深い。
1.発言者を指名して「○○委員」が4回、
2.回答や説明で「事務局よろしくお願いします」が8件
3.回答・説明を受けて、発言者に対する確認で「よろしいですか」が7回である。
まるで、この会長は、発言の振り分けが主たる役割になっている。
正直、こんな会議をやっているのかと、改めて、確認した。
2.たまたま、明日までに、確認しておいてほしいという議事録が来ていた。第5回多摩市子ども・若者総合支援条例検討委員会議事録である。これと比べてみた。ここは、私が委員長である。
議事に入って、委員長、委員、事務局の発言回数は、65回である。先の会議の1.5倍以上になる(事務局の説明が短いというのもある)。
内訳
委員長 24回
事務局 4回
委員 37回
発言委員 13名(15名中)。ただし、残りの2名については、その前の報告で1名が発言し、1名は途中で用事があり帰った。
こちらは、意見交換、議論型の委員会である事がわかる。
議事に入って、私の発言は、24回である。全体回数から比べると、先の会議と比べて、さほど、多くはないと言えよう。
発言内容は、大きく違っている。全体に、発言内容を補強し、議論をまとめることに注力している。
【松下委員長】 「まちづくり」の定義に関わるご意見だと思います。本条例で定義する「まちづくり」には、ご発言いただいたような、身近なコミュニティづくりも含んでいる想定ですが、共通のイメージが持てる記載になるよう、検討しましょう。
事務局に話をふる時があるが、それもこんな感じである。
【松下委員長】 愛知県新城市では、若者議会条例を制定しており、若者からの提案事業に1,000万円の予算を付与する事業を行っています。以前、会議外ですが、事務局と新城市の担当者とでリモート会議で情報交換を行いましたが、事務局はどう思いましたか。
ここでは、市長さんもずっと傍聴しているが、ときには、市長さんに話をふる。そういえば、めちゃぶりと、学生によく言われた。
3.ついでに、私が、これぞ「THE委員会」と考えている白岡市の行政評価委員会の議事をみてみよう。
令和元年10月15日(火)の開催で、開催時間 は、午前10時から午前11時45分までの1時間45分であるが、前後の挨拶、報告を除いて、議論の時間は、1時間半くらいである。
この日のテーマは、自主防災組織育成事業をとりあげた。
議事に入って、委員長、委員、事務局の発言回数は、81回である。先の会議の2倍になった。
行政評価の委員会は、事務局の説明が長くなるが、ここでは5分程度である。事前の手続きがあって、委員が勉強しているからである。
内訳
委員長 22回
事務局 9回
委員 50回
発言委員 5人(5人中)。つまり、一人10回は発言している計算になる。
しかも、委員の発言は、提案型になっている点が特徴である。
【B委員】自主防災組織構成員の年齢、性別、経験値等を把握しておき、災害発生時に対応が難しい組織には、改善指導を実施してはどうでしょうか。
また、各インフラ断絶時の対応策、停電時の情報収集方法など、東日本大震災や台風被害に関する様々な情報を収集し、市民へフィードバックした方が良いと思います。
それから、主婦等女性層における自主防災組織の構築、全ての小・中学校における避難訓練と防災教育の実施、高齢者の避難行動に対する理解の促進、防災の専門家による各行政区の支援体制の整備、ライブカメラの設置・監視をしてはどうでしょうか。
したがって、この委員会の委員は、準備が大変である。この町の1回の参加者謝礼・報奨費が6000円か7000円くらいであるが、準備、会議に費やす時間を計算すると、最低賃金を大幅に割り込む。行政の委員会は、全くのボランティアであることが、よく分かる。
ちなみに、この前、ひょんなことで気がついてしまったが、この町では、交通費の上限が決まっていて、私の場合は、片道くらいしか、出てないことに気がついた(連れ合いのあなたの仕事は、あなたの趣味みたいなもの説を裏付ける結果となった)。
ただ、研究会に行けば、交通費は、自分持ちであるので、片道分だけ出れば、ラッキーである。ともかく、公共活動に参加する誘因論を考える良い素材といえる。
心がけているのは、
1.質問ではなく、建設的な意見を言う場とする(なぜならば、せっかく、いい人が参加しているのに、もったいないから)。
2.全員発言する(発言するまで帰さない)。
3.時々、冗談を言って、笑いを取る。
道半ばであるが、着実に実践していることが確認できた。
1.発言者が区別できる会議は、さほど多くなく、たまたま見つけたものに、第51回千葉市都市計画審議会議事録があった。
この会議では、議事になって、会長、事務局、委員の発言回数は、合計40回あった。
内訳
会長 19回
事務局 10回
委員 11回
発言委員 5人(20人中)
ここから、この会議は、質疑応答型の委員会であることがわかる。
議事に入って、会長さんの発言は、19回あるが、実に興味深い。
1.発言者を指名して「○○委員」が4回、
2.回答や説明で「事務局よろしくお願いします」が8件
3.回答・説明を受けて、発言者に対する確認で「よろしいですか」が7回である。
まるで、この会長は、発言の振り分けが主たる役割になっている。
正直、こんな会議をやっているのかと、改めて、確認した。
2.たまたま、明日までに、確認しておいてほしいという議事録が来ていた。第5回多摩市子ども・若者総合支援条例検討委員会議事録である。これと比べてみた。ここは、私が委員長である。
議事に入って、委員長、委員、事務局の発言回数は、65回である。先の会議の1.5倍以上になる(事務局の説明が短いというのもある)。
内訳
委員長 24回
事務局 4回
委員 37回
発言委員 13名(15名中)。ただし、残りの2名については、その前の報告で1名が発言し、1名は途中で用事があり帰った。
こちらは、意見交換、議論型の委員会である事がわかる。
議事に入って、私の発言は、24回である。全体回数から比べると、先の会議と比べて、さほど、多くはないと言えよう。
発言内容は、大きく違っている。全体に、発言内容を補強し、議論をまとめることに注力している。
【松下委員長】 「まちづくり」の定義に関わるご意見だと思います。本条例で定義する「まちづくり」には、ご発言いただいたような、身近なコミュニティづくりも含んでいる想定ですが、共通のイメージが持てる記載になるよう、検討しましょう。
事務局に話をふる時があるが、それもこんな感じである。
【松下委員長】 愛知県新城市では、若者議会条例を制定しており、若者からの提案事業に1,000万円の予算を付与する事業を行っています。以前、会議外ですが、事務局と新城市の担当者とでリモート会議で情報交換を行いましたが、事務局はどう思いましたか。
ここでは、市長さんもずっと傍聴しているが、ときには、市長さんに話をふる。そういえば、めちゃぶりと、学生によく言われた。
3.ついでに、私が、これぞ「THE委員会」と考えている白岡市の行政評価委員会の議事をみてみよう。
令和元年10月15日(火)の開催で、開催時間 は、午前10時から午前11時45分までの1時間45分であるが、前後の挨拶、報告を除いて、議論の時間は、1時間半くらいである。
この日のテーマは、自主防災組織育成事業をとりあげた。
議事に入って、委員長、委員、事務局の発言回数は、81回である。先の会議の2倍になった。
行政評価の委員会は、事務局の説明が長くなるが、ここでは5分程度である。事前の手続きがあって、委員が勉強しているからである。
内訳
委員長 22回
事務局 9回
委員 50回
発言委員 5人(5人中)。つまり、一人10回は発言している計算になる。
しかも、委員の発言は、提案型になっている点が特徴である。
【B委員】自主防災組織構成員の年齢、性別、経験値等を把握しておき、災害発生時に対応が難しい組織には、改善指導を実施してはどうでしょうか。
また、各インフラ断絶時の対応策、停電時の情報収集方法など、東日本大震災や台風被害に関する様々な情報を収集し、市民へフィードバックした方が良いと思います。
それから、主婦等女性層における自主防災組織の構築、全ての小・中学校における避難訓練と防災教育の実施、高齢者の避難行動に対する理解の促進、防災の専門家による各行政区の支援体制の整備、ライブカメラの設置・監視をしてはどうでしょうか。
したがって、この委員会の委員は、準備が大変である。この町の1回の参加者謝礼・報奨費が6000円か7000円くらいであるが、準備、会議に費やす時間を計算すると、最低賃金を大幅に割り込む。行政の委員会は、全くのボランティアであることが、よく分かる。
ちなみに、この前、ひょんなことで気がついてしまったが、この町では、交通費の上限が決まっていて、私の場合は、片道くらいしか、出てないことに気がついた(連れ合いのあなたの仕事は、あなたの趣味みたいなもの説を裏付ける結果となった)。
ただ、研究会に行けば、交通費は、自分持ちであるので、片道分だけ出れば、ラッキーである。ともかく、公共活動に参加する誘因論を考える良い素材といえる。
心がけているのは、
1.質問ではなく、建設的な意見を言う場とする(なぜならば、せっかく、いい人が参加しているのに、もったいないから)。
2.全員発言する(発言するまで帰さない)。
3.時々、冗談を言って、笑いを取る。
道半ばであるが、着実に実践していることが確認できた。