◇結婚記念日（三浦半島）

　４１回目の結婚記念日になった。慎ましく暮らしてきたので、この日くらいはと、葉山の日本料理の店で、二人でお祝い。板前さんが、飾り技術を発揮して、お祝いしてくれた（りんごはシナノスィートだと思う。以前、この木のオーナーだったことがある。りんご１個を細工して、鳥を作ってくれた）。



　連れ合いは、大学教員という仕事は嫌いである。口癖は、私は、役所の人と結婚したのにである。オンとオフの区別がつかず、いつも仕事のような、いつも趣味のような職業は、嫌なのだと思う。

　結婚することになったとき、私は無職だった。仕事がないとは向こうのご両親には言えずに、横浜市を受けた。考えてみると、私は、２回、無職だった時があるということだ。無茶な暮らしをしていたことがあるので、歩く管理栄養士の連れ合いと結婚しなかったら、今頃は、あの世か、その一歩手前だったろう。

　同級生なので、お互い、すぐに対抗するが、これはもう治らないだろう。

　教員、研究者という仕事が嫌いだからだろうが、私の本を見たこともないし、ブログを読んだこともない。そもそもネットで、私の名前を検索したことがない。だから、このブログも書ける。

　連れ合いの希望は、船旅で世界一周らしいが、大概なことは反対しない私も、それはノーサンキュウである。とてもじゃないが、時間が持たない。

　一度、ライプチッヒやドレスデンに、音楽を聴きに行く計画を立てたが、キャンセルしたことがあった。そのまま足を伸ばして、アウシュビッツに行こうという計画だったが、東日本大震災があり、断念した。これは、ぜひ叶えたいと思う。

　片付けていたら、市役所を辞めて、大阪に赴任するとき、砺波のチューリップを見に行った。その時のプリクラが出てきた。

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