松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆まちづくりコーディネーターを考える(1)

2022-08-11 | まちづくりコーディネーター
 焼津の人たちが、三浦半島にやってきて、焼津市におけるまちづくりコーディネーターを考えることになった(場所は、横須賀軍港が見えるスタバである。この日は、夏休みで、若者でいっぱいだった。いつもの2階の広い場所で)。

 まちづくりコーディネーターは、協働コーディネーターとして、10年ほど前に、ひとつのブームになった。私も、協働提案制度の次のテーマになるのかと考えたこともあった。

 ただ、実際には、まちづくりコーディネーターについては、NPOやまちづくり会社が、養成講座など研修の素材として積極的に取り組み始めたので、私の出番ではないと考えて、そのままにした経緯があった。

 今日では、すでに、多くの自治体でまちづくりコーディネーター(名称はさまざまで、地域コーディネーターというのも多い)を養成し、認定などを行っている。詳しく調べたわけではないが、全国で50から100くらいはあるのだろうか。

 まちづくりコーディネーターの考え方は、よくわかる。自分たちのまちは自分たちでつくるにあたって、市民が、コーディネートすれば、これに越したことはない。行政ができないこともできる。ただ。ただ、本当にうまくいっているのかというと、実際には、そう簡単ではないと思っている。そもそも、認定したまちづくりコーディネーターの出番が、どのくらいあるのだろうか。

 本来ならば、一度、きちんと現状調査をやった方がいいだろう。それによって、現状の水準が見えてくるし、成功事例も課題も見えてくる(もう少し話が進んだら、考えてみよう)。

 今回、話を聞いて感じたのは、コーディネートする相手方が、当事者性、主体性を持たないと、コーディネートは、空回りするか、あるいは、単なる使い走りになってしまうのではないかというものである。

 おそらく、まちづくりコーディネーターを単体で研修養成するといった発想では、失敗してしまうのではないか(もちろん、サクサクと研修をやれば、まちづくりコーディネーターという制度は簡単にできる)。本来ならば、自治全体のなかで考え、当面のターゲット(例えば、地域コミュニティ)を絞って、その当事者性、主体性とセットで、まちづくりコーディネーターの養成を行う必要があるのだろう。

 当面のターゲットの当事者性、主体性を育む手伝い(OJT)をしながら、まちづくりコーディネーターの力量を高めていくという方法であるが、これが遠回りのようで、案外、近道ではないか。

 このように考えると、この話も、ちょっと面白くなってきた。これまでも、私に声をかけると、基本からの組み立て直しになって、話が大掛かりになるのが玉にキズであるが、ただ、焼津市のひとたちは、自治基本条例を体験しているので、きっと、覚悟の上ではないか。

 どういう展開になるのか、楽しくなってきた。8月末には、今度は、焼津に行って、打ち合わせをする。
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