松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆まちづくりコーディネーターを考える(2)まちづくりコーディネーターは、何をやるのか

2022-08-11 | まちづくりコーディネーター
 まちづくりコーディネーターは何をやるのか。まちづくりコーディネーターとはどんな人なのか。

 自治体の要綱等では、次のように規定されている。

 鎌ケ谷市(正式名称は地域づくりコーディネーター)
 市民、自治会、市民公益活動団体、企業、市など、立場の異なる人達や組織の間のつなぎ役で、以下のスキル等をもった方々をいいます。
1. コミュニティ運営についての仕組みやノウハウを学んでいて、困っている人や団体にアドバイスができる人。
2. 鎌ケ谷市で活用できる情報・施設・行政資源についての知識が豊富で、周りの人や団体に共有できる人。
3. 人と人、団体と団体をつなげる対話やマッチングの力で「協働」やコラボレーションを生み出せる人。
4. 「つなぐ」ことにモチベーションを感じる人。

 ちなみに鎌ケ谷は、鎌ケ谷が正解.鎌ヶ谷は、使わない。

 地域づくりコーディネーターができることとして、次の例を挙げている。
(1)これからはじめたい・すでに行われている市民活動を応援します。
 団体を立ち上げたけれども、組織運営がうまくいかない、活動がマンネリ化している、打合せ場所を探している、後継者を育てたいなど、悩みを抱える人達、組織をサポートします。
(2)会議・打合せ時の進め方の提案、進行などをお手伝いします。
 地域行事を活発にしたい、参加者を増やしたい時など、企画を考える会議・打合せの進行などをお手伝いします。
(3)様々な人達や組織が一緒に取り組む際のつなぎ役となります。
 イベントを一緒に行いたい、このような組織を探している、同じ地域課題の解決を目指している組織とタッグを組みたい時など、人と人、団体と団体をつなげます。
(4)人脈の拡大やスキル、情報の維持・向上、他の地域づくりコーディネーターの育成に努める。
 人脈の拡大や、「かまがや地域づくりコーディネーター養成講座」等で得たスキルの維持・向上に加え、同講座に参加し、受講者にアドバイスをするなど、他の地域づくりコーディネーターの育成に努めます。

 結構、ハードルが高い。やはりいえるのは、当事者たちがやる気である。前例踏襲で、ともかくやっておこうというイベントでは、まちづくりコーディネーターを呼ばないだろう。当事者がやる気がなければ、どんな優れたまちづくりコーディネーターでもできることは限られてしまうだろう。


 
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