一宮市の自治基本条例づくりは、次の点が特色である。
1.二段ロケット方式 今年は、市民委員会からの提言を出し、来年は、今回の提言書を受けて条例案検討の委員会が設置される。市民は条文をつくらないという二段ロケット方式である。条文づくりに走ると、市民ニーズとかけ離れたインターネットによる寄せ集め条例になりがちである。そこを回避する方式である。12月でタウンミーティングが終わり、あとは2月の報告会をかねたフォーラムで、前半は終わりとなる。
2.市民PI方式 市民が市民の意見を聞きながら意見をまとめていく市民PI方式である。PI(パブリックインボルブメント)は、もともとは道路行政を行う行政が市民の意見を聞く手法として始まった。ところが、流山市や一宮市で行っているPIは、市民が市民の意見を聞くPIで、その意味は、とても大きいと思う。大げさに言えば、民主主義における市民の市民性を鍛える方法である。そのかたちは一様ではないが、さまざまなまちで、取り組みが進められることを期待したい。
なお、一宮市では1%制度も始まった。これは市民が市民を支える仕組みであるが、自治基本条例は、こうしたまちづくりの目標と重層的な仕組みを用意する「まちづくりの道具箱」ということになろう。
1.二段ロケット方式 今年は、市民委員会からの提言を出し、来年は、今回の提言書を受けて条例案検討の委員会が設置される。市民は条文をつくらないという二段ロケット方式である。条文づくりに走ると、市民ニーズとかけ離れたインターネットによる寄せ集め条例になりがちである。そこを回避する方式である。12月でタウンミーティングが終わり、あとは2月の報告会をかねたフォーラムで、前半は終わりとなる。
2.市民PI方式 市民が市民の意見を聞きながら意見をまとめていく市民PI方式である。PI(パブリックインボルブメント)は、もともとは道路行政を行う行政が市民の意見を聞く手法として始まった。ところが、流山市や一宮市で行っているPIは、市民が市民の意見を聞くPIで、その意味は、とても大きいと思う。大げさに言えば、民主主義における市民の市民性を鍛える方法である。そのかたちは一様ではないが、さまざまなまちで、取り組みが進められることを期待したい。
なお、一宮市では1%制度も始まった。これは市民が市民を支える仕組みであるが、自治基本条例は、こうしたまちづくりの目標と重層的な仕組みを用意する「まちづくりの道具箱」ということになろう。