カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

咲いた咲いた

2011年02月27日 | Lives

新作の花器、名前は" Spring Bouquet " ~春の花束~

内側は洗いざらしのデニムみたいなブルー

こっそりネームを外側に入れちゃった

 

花束を奇麗に広げるには、花茎を手の上で螺旋状に組み上げて行く。

上手に出来たブーケは支えなど無くてもそのままテーブルの上に立つ。

でもこれがなかなか難しくて、扱い慣れていないとお花が棒立ちになってしまうのよね。

そこで、私は考えた。

どんな方が生けてもお花がブーケのように広がる花器の形。

底がとても細くて上に大きく広がって片手で持てる、まさに小振りなブーケの大きさ。

これだと、花器を少しずつ回転させながら外側から内側へと花を並べて行くと、

花器の中で自然と螺旋のブーケが組み上がる。

お招きしたゲストから手土産でお花を頂いた時、

ササッと飾ってそのままテーブルに出せたら素敵かな?と思って。

 

ローズガーデンでは、薔薇の蕾の下でフリージアがどんどん咲き始めたよ。

その可愛らしい色と香りに、心がうきうきする季節が始まった

 

先ほどの方法でフリージアを生けると、こんな風になるよ。

3分とかからずに、奇麗に広がった春のブーケの出来上がり。

もしもどこかでこんな形の花器を見かけたら、

どうぞお使いになってみてくださいな。

お花を生けるのが更に楽しくなるかもしれませんよ。

 

では